振り替え授業

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はーい、静かに静かにな。

みんなええか。
鬼八先生の歴史の授業の時間ですが、
先生、今週も休んでます。
ホントなら、そろそろ出てきてもええ頃なんやけど、
よっぽどきついインフルエンザなんか、
それとも「タミフル」処方してもらえずにすねてんのか、
よう分かりません。

言うたっけ?
「タミフル」処方してもらわれへんかった理由。
あのな・・・ぐふふ、医者から、
『日常から妄想癖や異常行動が見受けられる人には、
厚生労働省の指導で“タミフル”の処方はできん』
ちゅうてなあ・・・ぐふふ。
これ、可笑しいやろ?な?な?な?
家帰っても、親に言うたらあかんぞ。ええか。

というわけで、今日の授業は先生が受け持ちます。

ただし、
なんぼ言うても先生、「今岡の乱とどんでん兵の崩壊」やらへんぞ。
煽ってもあかんで。やらへんちゅうたら絶対やらへんぞ。
前にも言うたとおり、先生、歴史苦手なんや。
でもなあ二週続けて自習もできんので、
来週の先生の「化学」と振り替えます。
ええか。こらこら騒がしいぞ・・・。
だ、だれや今、「岩保」て呼び捨てした奴!

さあ、今から理科室に移動するように。


            ◇


それでは、教科書144ページを開いて、
今日は「アミノ酸・たんぱく質」のとこやります。
あ、誰も教科書持ってきてなかったか。
そっかそっか、そうやな。
お、何で松本だけ教科書持ってんねん。
お前のロッカー、いっぺん抜き打ち検査せんないかんな。
今日は実験だけにするから、教科書はもう閉じてええぞ。
実験は6人1組になってください。
コラコラ、松本チャン。お前の席、あっちやないか。
すぐに紛れてハーレムしようとするんやから。ホンマに。

まず、真ん中のビーカーが代表的なアミノ酸の一種、
「アニキニン酸」の水溶液です。
聞いたことある人?
ドリンク剤やサプリメントで有名なやつやで。
分子式は、「ANiKi6H14N4O2」と書きます。ここ、ノート取るように。
あ、直接、溶液に指突っ込まんようにな。
よっぽどトレーニング積んでないと、火傷するからな。

その横の二つのビーカーは、これも代表的なアミノ酸の、
「シモラガー酸」分子式「SimO42H14N4O6」と、
「ヤノリョウサイケンボ酸」分子式「YaNo39H14N2」です。
この三つを1:1:1の割合で混ぜ合わせます。
はい、こぼさんように、注意してやりましょう。

この三つのアミノ酸、とても親和性が良いんです。
何故かというと、この三つのアミノ酸が混ざると、
「ペプチド結合」を起こします。
一度、「ペプチド結合」すると、化学的に安定な状態になります。
と同時に、綺麗な黄色と黒のストライプ模様になります。
どうです。だんだん模様が浮かんできたでしょう。
この化合物のことを、
「サンキュウトリオアリガト酸」と呼びます。ここもノートしとけよ。
別名「三大老」とも呼ばれて、いろんな工業製品の原料にもなっています。
近代の工業は、「石油」と「サンキュウトリオアリガト酸」で
成り立っているといわれています。
ハーックション。だれや、窓開けた奴は。はよ閉めなさい。

この「サンキュウトリオアリガト酸」のように、
物質的に、とても安定している状態のことを、
化学の世界では別名、
「サンキュウトリオお立ち台」とも言います。
ま、これはメモとらんでええぞ。試験に出さへんからな。
よそで言うたら恥かくぞ。ぐふふ・・・。

それでは、本日のメインエベントはじめっぞ。
言う通りせえよ。

まず、右横の試験管に注目。
透明な液体が入っています。
いいですか。
まず、スポイトでこの液体を一滴吸ったら、
このビーカーに一滴垂らします。
ココ、ふざけないようにな。一滴だけやから。
すると、今まで安定していた化合物が、

(ポトリ)

ほうら、ブクブクと気泡が発生しはじめます。
みるみるうちに化学反応をはじめて、次第に熱も発生し始めます。
安定物質「三大老」が、「励起状態」を起こしてるんです。
この反応、放っておくと一ヶ月以上、続きます。
そして、一旦、「励起状態」起こすと、ものすごい酸化力を発揮して、
どんな金属でも溶かしてしまいます。
この強酸に耐えれるのは、金本チタンネックレスだけといわれてます。
このスポイトで落とした謎の新物質、実はつい最近、発見されたものです。
確か、去年の8月27日に西宮市で偶然、発見されました。
翌日の新聞にも大きく載っていたので、覚えてる人もいるんちゃうか。
新聞の見出しに、でかでかとこの物質の名前が出てました。


「キュージノナミダ」


化学式は「QG22H8N2O4」。

ココは絶対試験に出るから気いつけとけよ。
あ、それから授業が終わって、あと片付けのときは、
皆の左側においてある、青白いちょっと生温いビーカーの液体、
その液体を加えて廃棄するように。
その液体を加えると、「励起状態」が中和されて素に戻ります。
いいですか。

ん、これ?この不気味な物質の名前?

「オスギニヤケチン」言うんやけどな。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
まだそっちかい!w (松本伝助)
2007-03-02 04:12:47
このおっちゃんが、あの「メメント・モリ」をアップした人と同一人物とは思われへんw
エエ加減に眼ぇ覚ましてくらはい。

ん~「キハチモウソウ菌」は恐ろしい。毎日見た後、手洗いとうがいを忘れずに 笑
 
 
 
Unknown (いわほー)
2007-03-02 08:30:44
⇒小原でん助さん
これはこれはお早う過ぎます。

>エエ加減に眼ぇ覚ましてくらはい。
私の中で、「イワホモウソウ菌」と「キハチモウソウ菌」が、せめぎあって、交わりあって、もう大変ですわ。
妄想に聞く「タミフル」おまへんか?
え、余計に「異常行動」に走りそうやて?www
 
 
 
恐縮です…。 (喜八)
2007-03-03 00:41:59
今回は何か「もらいゲロ」みたいな状況になってしまい、申し訳なく思っています。
それにしても、やっぱりいわほーさんは「理系な人」なんですね。
僕は今やビーカーとフラスコの区別すら付きません。
ジーターとタラスコなら何となく分かるんですが…。
すいません、いま思いつきました。
 
 
 
がははwww (Ryuhey)
2007-03-03 14:54:05
見落としてたしwww
オモロすぎるしwww
 
 
 
絶筆宣言 (tacoco)
2007-03-03 15:02:07
高校演劇界の新星、自称脚本家tacocoさん絶筆宣言の折のコメントです。

「書き手であるとう自信を完全に喪失致しました。今後は一読者として楽しみたいと、思います。」
 
 
 
モウソリスト (いわほー)
2007-03-04 11:54:05
この頃、すっかり妄想呆けしているように見られる私ですが、それは誤解です。常日頃から、覚醒中は妄想しているか、していないかのどちらかの状態なわけでして、それは以前と少しも違わない。違っているのは、以前は妄想していないときしか記事を書かなかったのが、近頃は妄想中も記事を書くようになったというだけのこと。

⇒鬼八先生
あ、違った喜八さん、「もらいゲロ」やなんてそんなぁ・・・。でも言いえて妙や。
次の「もらいゲロ」待ってます(笑)。

>「理系な人」なんですね。
歴史音痴の私が、あの「歴史」の授業に対抗するには、これしかないんですわ。^^ゞ

⇒Ryuhey先生
ようおこし!
コラボのきっかけは、こんなもんですわ。
つまりは「もらいゲロ」の応酬ちゅうか・・・。

⇒tacoco先生
そちらのブログにもコメ書かせてもらいましたが、
「絶筆撤回宣言!」を待ってますよ!
 
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