「トランプ」。室内レクにレジャーに世界中の老若男女が楽しめる、すてきなカード。
ただ、数字はなぜ13まで? そこで、こんな記事をご紹介します。
記事(2016年2月23日 tenki.jp)によると
『アメリカやヨーロッパでは、「プレイングカード」または「カード」と呼んでいて、「トランプ」という呼び名は日本特有なのだそうです。
トランプの起源は、古代エジプト、インド、中国など、さまざまな説があります。いま使われているタイプは、13世紀初め頃にイギリスでつくられてヨーロッパ各地へ伝わったものといわれています。日本には、16世紀頃にポルトガル人によって紹介されました。『トランプ』とは「切り札」という意味(アメリカの大統領選挙で耳にした方も多いのでは)。カード遊びをしている外国人が「トランプ、トランプ!」と言っているのを聞いた当時の日本人が、このカードすべてのことを「トランプ」というのだと勘違いしてしまい、今日に至っているそうです。
トランプのカードには、すべて意味があるといわれています。13×4=52枚なのは、1年が52週だから。1シーズン13週で、クラブ・ダイヤ・ハート・スペードの4つのマークは、それぞれ春・夏・秋・冬(諸説あります)を表しているといいます。1年間の合計は、52×7=364日。そこにジョーカーを入れて365日となるわけですね。そして多くの場合、箱にはもう1枚のジョーカーが・・・なんと「閏年」を表しているのだそうです! さらに、赤いマークのカードは昼、黒いマークのカードは夜。
18世紀のイギリスでは、発行されるトランプ全てに「トランプ税」が課せられていたそうです。その支払い済みの証明が「スペードのA」でした。この1枚だけは政府自ら印刷したものを製造業者に売っていたので、複雑な装飾を施して偽造を防ぐ必要があったのですね。制度が変わってからも、多くの業者がそのままデザインされたスペードのAを使用していたといいます。現在の巨大でゴージャスなスペードマークは、その名残りだったのです。
当時、税金を逃れようとマークを偽造した人は死刑に処せられました。そのため、欧米ではスペードのAに「死のカード」というイメージがつきまとうようになります。
ところで、日本にもトランプ税があったのをご存じでしょうか。消費税の施行で廃止されるまで、トランプの箱やセロファンに印紙が貼ってあったのを憶えていらっしゃるかもしれません。花札や麻雀牌も同様に課税された一方で、こども用の付録トランプなどは対象外とされました。』