萩さんの話ネタ2

特に何の特徴もない思い付きの話を徒然と・・・
暇な時にでも寄ってやってください。

月曜日・・・雑記

2017-07-31 01:00:00 | 日記
「生活不活発病」
別名「運動不足病」とも呼ばれています。
もともとは、高齢者や障害者の「リハビリテーション医療」の分野で、「廃用症候群」と呼ばれてきましたそうです。
現在では、便利な都会生活で、若者にもよく起こるものとして注目されているとか。
 
記事(2017年7月24日 gooニュース)
 
『◆「生活不活発病」とは?
 
 生活不活発病は、動かないことによって、生活が不活発になって起こります。最初は全身の運動機能が低下し、筋肉や骨が衰えます。
 
 さらに不活発が続くと、やがては、「少し動くと息切れがする」「外出するのが面倒」「人と話をするのがおっくう」など、精神面や社会生活にも悪影響が及んでいきます。
 
 そのことが拍車をかけて、さらに身体を動かさないでいると、全身の機能が低下したり、抑うつ状態や認知症といった精神疾患にいたったりする場合もあります。
 
 ◆生活不活発病の由来
 
 生活不活発病は1960年代以降、リハビリテーション医療の分野では「廃用症候群」と呼ばれてきました。
 
 身体を動かさない生活をしていることで、全身の器官が機能低下していく症状を指します。
 
 筋力低下、体力の衰え、心臓機能低下、便秘、食欲減退、認知症、抑うつ状態など、身体と精神のどちらにも影響します。そして、こうした機能低下が、やがては仕事や人間関係など社会生活を大きく不活発にしていきます。
 
 たとえば、筋力低下は1日動かさないと3〜6%も衰え、回復するには1週間を必要とします。そんな日々が積み重なると、少し動いただけで息切れがしたり、部屋でじっとテレビばかり見ていたり、人に会うのが面倒になったり、外に出るのが億劫になってしまいます。
 
 これが、生活不活発病の悪循環です。
 
 「廃用症候群」という用語の生みの親、大川弥生医師は「やることが無くて動かなくなる悪循環を改善するため、本人がやりたいことを見つけることが何より大切」と言っています。
 
 ◆若者にも広がる生活不活発病:運動不足病
 
 生活不活発病は別名「運動不足病」とも呼ばれています。
 
 これは、元来この病名が高齢者や病気の方、障害者などによく見られた「リハビリテーション医療」の用語だったのが、生活が便利になった最近では、そうした人々に限らず、子どもから働き盛りの人にも身近な問題となっているからです。
 
 たとえば、部屋や家に引きこもって終日、ゴロゴロしながら、テレビやインターネット視聴に明け暮れるといった生活をしていると、知らないうちに生活不活発病に陥ります。
 
 ですから、ふだんから運動不足にならないようにすること、もしなってしまったら、急に無理をすると達成も長続きもしませんから、大川医師の言う「できることから始める!」という実行可能な目標を設定することがポイントです。
 
 いちど達成して自信がつくと、「もっとやってみよう」という気持ちになって、運動の範囲が広がります。
 
 たとえば次は、部屋の掃除や家事をするようになるといった具合です。
 
 さらには、外に出て、知人と話しをし始めて、交流会や運動会参加に拡がったり、ついには、勉学や仕事に取り組めるようになれば「しめたもの」です。
 
 ◆震災時の避難所で実施された「生活不活発病」対策から
 
 自分の意思でなくて、不幸にも震災などに遭遇して、長時間避難所に退避し、そこで、あまり動けない・動かない時間ができてしまうと、生活不活発病は起こります。
 
 これを防ぐには、自発的に行動することが大切ですが、そうはいっても、被災地や避難所で「やりたい」を見出だすのは、難しいかもしれません。
 
 そこで、たとえば次のような工夫が必要になってきます。
 
 ・少しでも動く:周囲の人に挨拶をしたり、積極的に人と話をしたりするなど目的をもって行動をする、また、高齢者やケガをしていて歩くのがつらいなら、伝い歩きや杖を使うなどしてみるのもいいでしょう。また、独りでいると思いつめてしまいがちなので、話をしたり、用事を作って歩いたり行動したりすると、身体だけでなく、心もふさぎ込みがちだったのが元気になります。
 
・掃除をする:何も手につかなくなって、避難所の掃除を怠ることもあるかもしれません。そこで「部屋の様子は頭の中の状態」などと喩えられるように、モノを片づけたり捨てたりすることが奨励されました。これによって頭の中が整頓されます。また、掃除は必然的に身体を動かすという行為となり、運動不足の解消も果たします。そのうちに、自分がやりたいこと、やるべきことが、ハッキリと見えてくるかもしれません。
 
・記録をつける:避難所で何もしないでい続けると、うつ病や認知症を発症するリスクも高まります。脳の衰えを防ぐには、生活記録をつける習慣をもつのも一つの工夫。とくに「今日起こったこと」よりも「昨日経験したこと」を想い出しながら書くほうが効果的といわれました。
 
 「どうせできないから・・・」「面倒だから・・・」ではなく、どんなに些細なことでも「自発的にやりたいことを見つけ」行動していくことが何よりも効果的といわれる生活不活発病。
 
 「動かない」から「動く」へ、さらには、「動くのが楽しい」に変わっていくよう、周囲を巻き込んで、協力しながら改善をしていくことが大切なようです。』
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日曜日・・・雑記

2017-07-30 01:00:00 | 日記
この時期、紫外線対策が必要になりますね。
過度に日焼けしてしまうと、肌の老化を促進してしまうことも。
また、日焼け止めをしていても、思わぬ日焼けをしてしまうことも。
そこで、食事面からその時に食べるとよい食材などについてご紹介します。
 
記事(2017年7月26日 tenki.jp)によると
 
『◆日焼け後の、体内はどうなっている?
 日焼けをすると、体の中ではどのようなことが起きているのか知っていますか?
 実は紫外線を多く浴びることで、体内には「光老化」という減少が起こっているのです。この「光老化」は一般的な加齢に伴う老化ではなく、紫外線を多く浴びることによって皮膚が硬くなったり、色素沈着を起こすことをさします。
 さらに、紫外線を浴びて肌が日焼けすると、体内に「活性酸素」が作られます。「活性酸素」は体の中の細胞を酸化させ、老化や病気の原因になったりします。
 
 ◆日焼けして疲れた体は、体内からのケアが大切!
 紫外線に多くあたると「活性酸素」が増えるということがわかったところで、その「活性酸素」に対して有効に働く栄養素を、食事を通して取り入れることが望ましい対処法となります。
 
 ○抗酸化食品
 活性酸素の「働きを抑える」、または「除去する」栄養素の代表格として、「ビタミンC」「ビタミンE」「βカロテン」があげられます。サプリメントを常飲している方であればご存じですね。
 でも、サプリメントはあくまで補助食品なので、食材から取り入れることが望ましいので代表的な食材をあげていきましょう。
 【ビタミンC】→ 果物であれば、イチゴ・アセロラ・レモンなど
 【ビタミンC】→ 野菜であれば、赤黄ピーマン・ブロッコリー・パセリなど
 【ビタミンE】→ 野菜であれば、アボカド・ナッツ類・モロヘイヤなど
 【ビタミンE】→ 動物性食品であれば、いくら・うなぎなど
 【βカロテン】→ 人参・ほうれん草・春菊・ニラ・かぼちゃ・小松菜など
 その他にも、
 【ポリフェノール/カテキン】→ 緑茶、・煎茶・番茶・ほうじ茶など
 【ポリフェノール/アントシアニン】→ ブルーベリー・いちご・ブドウなど
 【リコピン】→ トマトの加工食品・スイカ・人参・パプリカなど
 
 上記は日焼けをしていなくても積極的に取り入れたい食材ばかりですが、特に思わぬ日焼けをしてしまった場合は、上記のような食品を積極的に食事に取り入れることが大事になります。
 ただし、特定の食材だけを集中的に食べればよいというものではありませんので、多様な食材と一緒に献立作りをすると◎です。
 
 ◆長時間、屋外にいる場合、朝食と夕食にちょっとした工夫を!
 柑橘類は平均的にビタミンCが多く含まれますが、「うっかり日焼け」をしやすいこの時季は、食べる時間に気をつけてほしい食品のひとつでもあります。
 それはなぜかと言うと、柑橘類に含まれる「ソラレン」という成分は、紫外線を吸収しやすい「光毒性」を有しているからです。この「ソラレン」は体内に入った後、2時間後に「光毒性」のピークを迎えると言われているので、「今日は一日遊ぶぞ〜〜」というような日の朝食に、レモンやオレンジなどの柑橘類は避けることが懸命となります。
 ちなみに、「ソラレン」が多く含まれる食品をあげると、
 
 【レモン】【グレープフルーツ】【オレンジ】【きゅうり】【パセリ】etc.
 
 上記のものだけではありませんが、その日にBBQをする場合やアウトドアレジャーのために屋外に長時間する場合(紫外線を多く浴びる場合)は、朝食時の飲み物に少し気を配るようにしましょう。でも、これらの食材はたくさんのビタミンCを含んでいる食材なので、レジャーから帰宅した後の夕食時などに食べるのは◎。朝食と夕食のちょっとした工夫、ぜひ活用してみてくださいね。
 
 ◆日焼けした体によい、美味しい一品をご紹介!
 日焼けした体に効果がある食材を活用して、シンプル+簡単な一品作りにチャレンジしてみませんか。
 
 ○タコライス( Taco-Rice)
 沖縄生まれのスパイシーご飯として暑い時季にぴったりの一品ですが、日焼けした後に食べるとよい食材が豊富なうえ、作り方も簡単! 食欲のないときは辛めの味つけにしてみては?
 
 ○ガスパチョ(西:gazpacho 葡:gaspacho)
 スペイン料理とポルトガル料理の冷製スープであるガスパチョは、この季節の旬のトマトを使用した、リコピンたくさんのスープです。
 
 ○スイカのジュース
 スイカは英語で「watermelon」。豊富な水分と甘みを含む夏の代表選手ですが、体の中も冷やす効果が期待できるので、日焼けよって体がほてっている時などに食べましょう。
 
 旬の食材は自然の理にかなっており、その時季に食べたほうが体によい食材が多いことが特長とされています。特にこの時季に日焼けした場合、体によい効果が望める食べ物を見てみると「夏やさい」が多いことがわかります。何より旬の食材は美味しいし、経済的だし、さらに栄養価も高いので、気になる方は、ぜひ「夏やさい」のキーワードで検索してみてくださいね。
 
 ※日焼けした方は誰もが経験があると思いますが、短時間で日焼けすると、全身が重いけん怠感に包まれます。それは「栄養と睡眠を十分にとって、元気な状態に戻りたい!」と、体が発するサインでもあります。今回ご紹介した食材や栄養素を積極的に取り入れることはもちろん、睡眠、休息をしっかりとって体を休めてあげてくださいね。』
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土曜日・・・雑記

2017-07-29 01:00:00 | 日記
猛暑の暑さ対策や熱中症予防に欠かせない扇風機。
でも、こんな噂が
・扇風機は体に悪い
・夜、寝るときにつけっぱなしにすると危険・・・など
そこで、 健康的な扇風機の活用法をご紹介します。
 
記事(2017年7月22日 緑のgoo コラム)によると
 
『心地よい扇風機の風……。でも、「夜寝るときにつけっぱなしにすると、知らないうちに体温が下がりすぎて低体温死する」「あたりすぎは体に悪い」という話もあるようです。
 
 結論から言うと、日本では健康な人が扇風機の風を浴び続けても、体温が命を脅かすほど下がることはありません。
 
 西洋医学とは哲学が異なりますが、東洋医学では体を冷やすことは悪いこととされています(悪いの意味は曖昧ですが……)。風を送って温度を下げる、冷ますという場合、実際に温度はどこまで下がるでしょうか? 気化熱を考えない場合、コーヒーなどの熱い飲み物はだいたい室温と同程度までは下がると考えられます。
 
 ある温度と湿度で水蒸気が水になる温度を「露点温度」と呼びます。露点温度で身近なのは、雷雨時にガラスの内側に水滴が結露する現象です。気化熱を利用している場合、露点温度に達すると気化が止まるので、温度低下も止まります。扇風機を使っても、通常結露は起きていませんね。理論上は湿度計の湿球温度までが下がる温度だと考えられます。つまり、温度と湿度によりますが、扇風機を使えば室温よりも数度低い温度まで、皮膚温を下げることが可能です。湿度が高い日本の夏、扇風機の風だけで体温がどんどん下がり続けて死亡するような現象は起きません。
 
 また、体温と関係なく、扇風機にあたっている最中の突然死が気になっている人もいるようです。
 
 一人暮らしの人が真夏の風呂上がりにビールや酎ハイを飲み、扇風機にあたっているときに突然死……。「亡くなった方の部屋では扇風機が動いたままだった」といった報道があると、扇風機使用中の突然死で、扇風機にも原因かのように思われてしまうかもしれません。
 
 しかし、突然死の季節別・地域別の統計については結論を出すのが難しい面があります。全ての突然死に対して、必ずしも解剖が実施されるわけではなく、推定の部分が多いからです。夏という気候自体にも突然死のリスクは潜んでいます。例えば、夏の暑さはビールを美味しくしてくれますが、アルコールには利尿作用もあります。それでなくても脱水症をおこしやすい季節です。それによって脳梗塞が多いという傾向もあります。また、飲酒は脈拍数を増加させて不整脈を誘発することもわかっています。入浴が血圧は変動を与えるのも確かです。
 
 「夏の風呂上がり、飲酒中に扇風機にあたりながら突然死」というのは、医学的に考えると扇風機のせいというよりも、実際には上記のような他の原因の方が考えられると思います。
 
 東洋医学的な用語で「寝冷え」という言葉があります。実は西洋医学では「寝冷え」という病気や症状はないのですが、消化器系の症状については西洋医学的解釈が可能です。眠ると体全体での熱産生が落ちます。血流の分布も変わり、皮膚への血流が増加します。つまり体全体として冷えやすい状態となります。
 
 冷えやすい状態で血流が変化すると、消化器系の血流も変化します。生理的な変化ですが、血流の変化は腹痛や下痢などを起こす機能性胃腸症に近い状態を引き起こす可能性があります。同様に、冷たい食べ物、かき氷などを食べても機能性胃腸症に似た状態が起きる可能性があります。
 
 その意味では、夜寝るときに扇風機をつけっぱなしにして体全体を冷やし続けるのは、胃腸の健康のためには注意が必要かもしれません。
 
 夏の外気は、体温よりも高い可能性があります。直射日光に曝されたアスファルトやコンクリートの上では、体温よりも高い空気が滞留しているかもしれません。汗の気化には湿度も関係しますが、体温より空気の温度が高いと、せっかくの気化熱を割り引いても、ひどい熱気として感じることになります。
 
 一方で、温度のコントロールがしやすいのは室内です。よほど日当たりがよく密閉された空間でない限り、夏場でも室内の温度は体温よりは低いことが多いです。しかし、体温よりも温度が低く、空気の流れのない場所では、自分自身の皮膚が周囲の空気を温めてしまうことになります。
 
 温まってしまう空気と周りの空気を簡単に入れ替えられるのが扇風機です。風を作って送ることで体が体温よりも冷たい空気と接することができ、快適な環境を作ることができます。
 
 建物の構造によっては窓を開けられないこともありますが、外気温が室温よりも涼しい場合、外の空気を上手に取り入れない手はありません。室温や外気温が40度を超えるような場合は別ですが、「外気温<室温<体温」が成り立つ場合、2台の扇風機を使うことで、より効率よく室内を涼しくすることも可能です。
 
 まず、室内の熱気を外に出すために、1台の扇風機を窓を開けて外向きに使います。扇風機は羽の後ろの空気を吸い込んで前方に送り出す構造です。別の窓を開けておいて空気の通り道を作ります。さらにもう1台の扇風機で、体に風を送ります。ヒートアイランドが起きているような地域では難しいですが、涼しい外気を取り入れつつ、体温を下げることができます。自宅のようにキッチンがある室内なら、換気扇を使って熱気を外に出しながら扇風機を使うと、上記の扇風機の2台使いと同様の効果が得られます。
 
 エアコンからの冷気は冷やしたい空間に届くとは限りません。溜まった冷気を拡散させるのに扇風機は役に立ちます。エアコンの吹き出しから遠い場所に冷気を送ることも可能です。熱帯夜の場合、エアコンと扇風機を併用すれば、温度設定を数度上げることができるので、節電効果も期待できます。
 
 都心ではヒートアイランド現象があるので、団扇と浴衣による夕涼みは死語となって夜もエアコンが必要な状態です。自然の風ではありませんが、扇風機を使って風による気化熱で体温を冷やすほうがよいといえそうです。』
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金曜日・・・雑記

2017-07-28 01:00:00 | 日記
月には、地中に驚くほど大量の水が蓄えられているとの研究論文が24日に発表されました。
それが、本当なら月へ探査に行った場合、水の心配がなくなる可能性もあるのかな?
 
記事(2017年7月25日 msnニュース)によると
 
『論文の共同執筆者で、米ブラウン大学(Brown University)博士課程修了研究者のリ・シュアイ(Shuai Li)氏は、AFPの取材に「今回の研究では、周回探査機の観測データを用いて、月の内部の水を示す痕跡を月全体で確認した」と語った。「こうした水は、未来の月探査のための原位置資源として利用される可能性がある」のだという。リ氏は現在、米ハワイ大学(University of Hawaii)の所属。
 
 月は「完全乾燥」の状態にあるという科学者らの認識が変わったのは約10年前。米航空宇宙局(NASA)の有人月探査ミッション「アポロ(Apollo)計画」で地球に持ち帰られた小さなガラス粒子に、生命の必須要素の水が含まれる科学的証拠が発見されてからだと、リ氏は指摘する。
 
 ブラウン大のチームによる今回の研究は、月の表面全体に分布する多数の火山性堆積物に、周囲の領域に比べて「異常なほど大量の閉じ込められた水」が含まれることを明らかにしている。
 
 研究チームによると、月の表面下からのマグマの爆発的噴火によって形成されたガラス粒子で構成されると考えられる古代の堆積物で水が発見されたことは、月のマントルが驚くほど水に富んでいるとする説を大きく後押しするという。
 
 24日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に発表された最新論文の主執筆者で、米ブラウン大学(Brown University)地球環境惑星科学科のラルフ・ミリケン(Ralph Milliken)准教授は「カギとなる問題は、アポロのサンプルが示しているのが、月内部の大半の状態なのか、もしくはそれ以外は”乾燥した”マントル内にある異常または特異的と思われる水が豊富な領域なのか、そのどちらなのかということだ」と話す。
 
 ■堆積物の分布がカギ
 
 ミリケン准教授は「水を豊富に含む堆積物の分布がカギを握っている」としながら、「こうした堆積物は月の表面に散在している。これにより、アポロのサンプルで見つかった水は、その場だけのものではないことが分かる」と指摘した。
 
 また「周回観測機のデータを調べることで、アポロや(旧ソ連の)ルナ(Luna)計画などの探査ミッションではサンプル採取が1度も行われなかった月面の広大な火山砕屑堆積物を調査できる」と説明し、「堆積物のほぼすべてが水の痕跡を示しているという事実は、アポロのサンプルは特異的なものではなく、月の内部の大部分に水が多く含まれる可能性があることを示唆している」とも述べている。
 
 月をめぐっては、太陽系の歴史の初期に火星くらいの大きさの天体が地球に衝突し、その際に飛び散った破片から形成されたと考えられている。しかし、水の形成に必要な水素が、この衝突で発生した熱を切り抜けることは不可能だと科学者らは推測していた。それでも「月の内部に水が存在する証拠が増えていることは、水が何らかの方法でこれを切り抜けたか、もしくは衝突直後の
、月がまだ完全には固まっていない時期に、小惑星や彗星(すいせい)によって水が持ち込まれたことを示唆している」と、リ氏は話す。
 
 なお、火山ガラスに含まれる水はごく微量にすぎないが、堆積物は広大であり、この水を抽出できる可能性もある。
 
 このことについてリ氏は、「月の極にある影の領域に水氷が存在することが他の研究で示唆されているが、火山砕屑堆積物はそれよりアクセスしやすいと思われる」と述べ、「未来の月探査に訪れる人々が地球から大量の水を持ち込まなくても済むようになるのであれば、それは大きな前進となるものであり、今回の結果は新たな代替案の一つを示唆している」と続けた。』
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木曜日・・・雑記

2017-07-27 01:00:00 | 日記
ラーメンのルーツ。
日本で初めてラーメンを食べたのは、水戸黄門だという説がありますが
室町時代(1488年ごろ)には、ラーメンのルーツとなる中国の「麺料理」が日本で食べられていたとか。
そこで、ラーメンのルーツに関するこんな記事をご紹介します。
 
記事(2017年7月24日 msnニュース)によると
 
『ラーメン界では、日本で最初にラーメンを食べた人物はあの水戸光圀(水戸黄門)とされてきた。1665年に光圀が明国の儒学者・朱舜水を水戸藩へ招いたときに、中国の麺を紹介される。そして、1697年6月16日に光圀が朱舜水から伝授された麺を家臣に振る舞ったと『日乗上人日記』に記載がある。これが日本で初めてのラーメンだという説が濃厚だった。
 
 対して今回、新横浜ラーメン博物館から発表されたのが、室町時代に供されていたという”経帯麺”だ。発見したのは、そばやうどんなどを主体とする食品商社、イナサワ商店の稲澤敏行会長。1300年代後半に中国で出版された、当時の生活百科事典ともいうべき「居家必要事類」にそのレシピが載っている。小麦と水、そして”碱(けん)”と呼ばれる炭酸ソーダを使って手打ちして作ると書かれている。”中華麺”は小麦粉にかん水を加えて練り合わせたものと定義されている。”碱(けん)”はまさに現代でいうかん水の成分で、”経帯麺”は”中華麺”といえる。
 
 そして、室町時代の僧侶・亀泉集証の「蔭涼軒日録」の中に、1485年に”経帯麺”のことを知り、1488年に来客に振る舞ったという記載があることがわかった。これは、光圀の1697年から200年以上もさかのぼる史実となる。
 
 ”経帯麺”の”経帯”とは巻物の帯のことを指し、幅5mmほどのもの。実際再現されたものを食べてみたが、モチモチといい食感の平打ち麺だった。当時は精進汁でシイタケや梅昆布などのつゆをかけて食べられていたのではないかと推測される。
 
 中華麺が室町時代から食されていたとは驚きである。しかし、一般にラーメンが普及していったのは明治以降。室町時代といい、光圀のときといい、なぜ一部の人にしか食べられていなかったのだろうか。新横浜ラーメン博物館の中野氏はこう推測する。
 
 「今回の発見も僧侶が僧侶に振る舞ったという記載です。階級の高い人しか食べられなかったということだと思います」
 
 当時は外食文化もなく、江戸時代以降に屋台ができるまではラーメンも知る人ぞ知るものだったのだろう。
 
 ラーメン評論家の山本剛志氏は今回の発見に関してこう語る。
 
 「今回の精進汁で作る”経帯麺”はいわゆる“ノンアニマル”(動物系不使用)の麺料理。動物系全盛の後、今は一周して”ビーガン”など動物系を使わないラーメンが進化してきています。今の流行に通ずる部分があるのが面白いですね」
 
 ただ、今回発見された”経帯麺”は”中華麺”のルーツではあるが、”ラーメン”ではないだろう。”ラーメン”は新横浜ラーメン博物館の定義するとおり、「中国の麺料理と日本の食文化が融合したもの」であると筆者は考える。その点ではまだ”ラーメン”といえるものではなさそうだ。水戸光圀が食したものには「火腿」という中国ハムが使われていたという説もある。もしかしたらこちらは”ラーメン”と呼べるのかもしれない。なかなか定義があいまいなだけに、起源を固めるのは難しそうだ。
 
 なぜ、これまでこの史実が見つからなかったのか。「居家必要事類」は大変有名な百科事典だったにもかかわらず、研究者の中ではかん水に誰も注目してこなかったため、今まで見つからなかったのではないかと考えられる。
 
 新横浜ラーメン博物館の中野氏は語る。
 
 「庶民の文化史にはまだまだ見落としがあるかもしれないですね。中華麺としてはおそらくこれが起源となりそうですが、ほかの食文化もまだ掘ってみる価値がありそうです」』
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