夏も終わり、紅葉の秋が近づいてきましたね。
そこで、紅葉と山の絶景を楽しめる観光リフトのランキング(2014年8月31日 日経新聞 何でもランキング)をご紹介します。
- 1位:白馬・八方アルペンライン観光リフト(長野県白馬村)■北アルプス迫る空中散歩 北アルプスの雄大な白馬連峰などの迫力を感じながら、空中散歩できる。ゴンドラから2本のリフトを乗り継ぐと、子ども連れでもあっという間に標高約1800メートルの高山地帯に降り立てる。目の前に白馬連峰の主要峰である五竜岳(2814メートル)が迫り、よく晴れた日には南アルプスから富士山までも見渡せる。秋は足元に小さなウメバチソウ、薄紫のタカネマツムシソウなどが咲く。体力があれば八方池(標高2060メートル)まで片道約1時間40分のトレッキングもお薦めだ。そこまでなら観光客でも行ける。紅葉は例年、9月末~10月中旬が見ごろ。
- 2位:志賀高原・横手山スカイリフト(長野県山ノ内町)■雲海のかなたに富士山 志賀高原の主要峰・横手山(2307メートル)の山頂までリフトで上れる。雲海のかなたに北アルプスや富士山を眺められる日もあり、まれに日本海に浮かぶ佐渡島まで望める。山頂の山小屋は手づくりパンが人気だ。
山頂付近が急斜面なので、リフトで下る際は山を転げ落ちるようなスリルを感じる人もいるほど迫力がある。国道沿いの駐車場までは動く歩道「スカイレーター」(長さ200メートル、5分)がつなぐ。9月はエゾリンドウなどが楽しめる。紅葉は9月末~10月中旬。 - 3位:剣山観光登山リフト(徳島県三好市)■四国山地の紅葉一望 「四国の屋根」といわれる高峰・剣山(1955メートル)は石鎚山(愛媛県)に次ぎ西日本第2の高さを誇る。登山口から8合目付近までリフトが一気に連れて行ってくれる。四国山地の連なりのほか、夏は黄色のラッパ状の花を付けるキレンゲショウマなどの高山植物を、秋は紅葉を楽しめる。リフト終点から山頂までは1時間弱のなだらかなトレッキングコースになっていて、家族連れでにぎわう。紅葉は10月中・下旬。
- 4位:大雪山・層雲峡黒岳リフト(北海道上川町)■終点に息をのむ景色 ロープウエーとリフトを乗り継ぎ、大雪山の名峰・黒岳の7合目(1520メートル)まで上れる。シラカバに似たダケカンバは9月中・下旬ごろ鮮やかに色づく。
- 5位:車山展望リフト(長野県茅野市)■白樺湖見下ろす開放感 八ケ岳中信高原国定公園の中部に位置する霧ケ峰の最高峰・車山(1925メートル)の山頂まで2本のリフトを乗り継いで行ける。白樺湖を見下ろし、360度の視界で八ケ岳連峰などを眺められる。眼下の湿原が色づくのは10月中旬ごろ。
- 6位:谷川岳・天神峠ペアリフト(群馬県みなかみ町)■谷川岳が間近に 谷川岳が間近に迫る天神峠(1502メートル)まで上る。
- 7位:津軽岩木スカイラインリフト(青森県弘前市)■世界遺産が広がる 津軽富士とも呼ばれる岩木山(1625メートル)の9合目まで上れる。世界遺産の白神山地や日本海を一望できる。紅葉は9月中旬~10月下旬。
- 8位:白馬五竜高山植物園アルプス展望リフト(長野県白馬村)■花々を観賞し遊覧 標高約1500メートルのゴンドラ終点から乗る。北アルプスを眺め、広大な高山植物園の花々を観賞しながら遊覧できる。
- 9位:大山桝水高原天空リフト(鳥取県伯耆町)■よく晴れた日は隠岐島まで見渡せて夕日が美しい。
- 10位:天元台高原リフト(山形県米沢市)■高低差が大きく、様々な植生を楽しめる。