Red Sucks

Raysリーグ優勝！

万年最下位チームの、初のWSである。
ハラハラさせられたが、Soxに比べたらお給料だってほんのちょっとしか
もらってない選手達が一生懸命がんばってる姿が、なんか高校野球みたいで
良かった。

思い出すのは、去年のRockies。
彼らもやはり、ホームグランドで勝ちを決めた。ぜひRockiesの二の前は
踏まないで欲しい。シリーズでは、一勝くらいはして見せてね。

さて、昨日は大統領選挙について触れたが、今日は近所のポストにお手紙が
張ってあった。「うちの庭のObamaの看板を盗まないでください」

この通りの角の家の住人だ。どうやら、共和党派の誰かが盗んだらしい。
「あなたの行為を見て、子供は育つのですよ」とも。まーね、共和党全盛の
この界隈で、Obamaの看板立てるなんて、いずれはイジメにあうだろうとは
思ってたけど。アメリカが自由の国なんてとんだ間違いで、一挙止一動まで
制限され、まわりに同調しなかったら村八分になる。とくに、このあたりの
ようなアッパーミドルクラスではね。

それにしても、看板盗むなんて子供じみた行為だ。
共和党らしい、と言えばそれまでだが。

駄洒落かと思いきや

本気なのであった。
http://blog.syracuse.com/healthfitness/2008/10/music_to_do_cpr_by.html

Stayin' alive stayin' alive
Ah ha ha ha
のところが心臓マッサージをするのに絶妙のリズムなのだそうだ。
Somebody help me
のところは、患者の心境であろうか。

歌って踊れる救急隊員や医師。今後の注目株である。

民主党な犬

今日は犬クラブのミーティングとハロウィーン・パーティー。

いつも競技会をやる馬術競技場のアネックスで、いろいろ食べ物を持ち寄って
ゲームをしたり、コスチュームコンテストをやったりしておもしろかった。

さて、大統領選挙が近いので、近所の芝生には候補者の名をかかげた看板が
ずらりと立ち並ぶ。どこのうちが誰を支持しているか明らかである。
この州は、保守的なカウボーイの土地であるから、黒人大統領などごめんだ、
と言う人が圧倒的である。こないだの競技会でも、Obama支持のTシャツを着て
来た若い女性が周囲からコテンパンにやられていた。「MacCainは無能だし
Palinなんてタダのバカじゃない！」と言う彼女に、思わずうなずいた私。
ホント、あの女、しゃべらすとバカ丸出し。副大統領になるってことは、
大統領が死んだら自分がその後釜になるってことでしょ。Trumanみたく。
あんなじゃ困るのでは…。

うちの近所は当然のように、共和党支持が圧倒的である。犬の散歩で見てまわる
と、ただ一軒だけObama支持であった。おもしろいことに、TABIはまるで
わかっているかのように共和党の看板だけにオシッコをかける。よしよし、
お前はお利口だね。

この界隈は、白人優先の中流家庭が暮らす典型的ないわゆるgated community
だ。この中流というのも、よく日本の友人と論議になるのだが、日本の中流
とはケタが異なる。うちのあたりだと、年収２５万ドル（日本円で二千六百万円）
くらいの家庭。それを越えると、もっと高級な住宅街へと移ってゆく。
Obamaの新税制では、２５万ドルを越えると増税だから、彼らがおもしろくない
のも無理はない。

まあどうせBushのときみたく、選挙では裏で工作があるんだろうし、私は
ガイジンだから関係ないんだけど。個人的には、Obamaがどんな風にこの国
を立て直すか見てみたい気もする。

秋の味覚

「秋茄子は嫁に食わすな」と言われても。

いじわるな姑が、美味しい茄子を嫁にやりたくないからだ、という解釈が
主流のようだが、実はそうではないのだとその昔東京でお料理教室の先生から
聞いた。秋茄子には種がなく、体を冷やす。女性は食べ過ぎると不妊症に
なる心配があると、昔の人は経験から知っていたからだという。

ま、私は子供を欲しくないので、昔から秋茄子は大歓迎である。
お隣さんが最近、無農薬食品の宅配をとりはじめた。東京でいったら生協とか
らでぃっしゅぼーやみたいなやつだ。しかし、夫婦二人では毎週届く野菜を
もてあましてしまうらしい。とくに彼らは、週末を他州にあるリゾートで
過ごすことが多い。それに、肉とポテトで育った人々にとって、いろんな野菜
を料理することは未知の世界である。

そこで、食べきれない分をうちに分けてくれる。こちらは大助かりである。
今回は、ビーツと茄子。早速、茄子の半分は蒸してポン酢仕立てにし、残りは
うちの菜園で採れたキュウリと一緒に即席漬けにした。新鮮な野菜はどう料理
しても旨い。

さて、今夜は隣町でのワイン・テイスティング。
三年前から参加しているが、年々参加者が増えて今年は大盛況であった。

帰宅するまでには野球の試合はカタがついているな、と思ったらどっこい、
延長戦。そして、Soxが勝ってしまった。次の試合はフロリダである。
う?、しぶとい！Raysよ、兜の緒を締めてがんばってくれよ。

Retaliation

夕べはRaysの試合を夜中まで観戦、リーグ戦の時期は寝不足。

延長戦の末、やっと勝てて良かった。ボストンでもがんばって欲しい。
さて、今夜はDodgers とPhillies。三回に乱闘事件が勃発しそうになる。
黒田が投げた球がVictorinoの頭をもう少しで直撃しそうになり、「わざと
当てるなら頭じゃなく、体を狙えよ！」とどなるバッター。結果的に両チーム
のベンチがマウンドにかけつけ、あわや大乱闘か？！の寸前までいく。

これは誰の目にも明らかに、二回戦でMartinとRamirezがあからさまな当て方
をされたことの報復である。まーね、野球は紳士のゲームじゃないし、ホッケー
はもっとすごいからね。紳士的なゲームがお望みなら、ゴルフとかチェスとか
にいくしかない。だけど、報復合戦は見苦しいよ。それに、やっぱ頭はまずい
と思うよ。ま、どこに当たっても痛いけれども。

笑ったのは、試合後のDodgersのキャッチャーのインタビュー。
黒田の危険球について聞かれた彼は「あれは、黒田が勝手にやったことだ」
だって。ま、そう答えざるを得ないだろうけどさ。黒田が英語で言い返せない
のを良いことに、黒田一人の責任にしてたりして。こーゆーところに、日本人
選手が大リーグで働くことの難しさがある。