TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

新発見

2006-11-21 00:54:40 | インポート
TABIにとっても私にとってもうれしい発見。

サンタフェで買ってきた生牛骨が残っていたので、解凍してTABIに夕食として
食べさせた。かなり大きな足の骨のぶつ切りなので、骨髄の部分だけでも
たっぷりした量だ。あの子は早速、大好きな骨髄からかじり始めた。

自分の夕食の支度をしていてふと見ると、TABIが横にいる。
骨はどうしたのか、と骨食いマットの上を見たら、ない!
ない!ない!何も残っていない!

普段、このような大きな牛骨の場合、周りの肉と骨髄部分だけ食べて、あとの
白い固い部分はきれいに残す。消化が難しいからだ。しかし、どこを見ても
残りの骨を隠した痕跡はなく、全部食べてしまった模様。

以前にも、白い部分を半分くらい食べてしまったことがあったが、翌朝には
ゲロして未消化の骨片を出してしまった。だからこりゃあ明日はゲロゲロだな、と
覚悟したのである。

が、今日は朝から全くゲロの兆候がない。
ウンチも、骨食独特の固くしまったやつで、おなかの状態が好調のようである。
腹部を触っても特に変った様子はない。

どうも、食べる時間が大きく関係しているようなのだ。
きのうの夕食はちょっと早めで、食べ終わったのが6時前。寝るまでに十分
消化する時間があった。過去の経験から、たとえいつもは楽々消化してしまう
ような七面鳥の首なども、夜遅く、例えばクラスが終わって帰ってきてから
9時過ぎくらいに与えると、やっぱり翌朝ゲロ。骨の種類というよりも、
十分な消化時間があるかどうか、にかかってくるらしい。

やっぱり人間も犬も、早寝早起き、早めの夕食でお腹に十分な消化時間を
与えることが、健康の秘訣なのかもね。


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Breakfast in bed

2006-11-17 05:17:50 | インポート
今日は私の誕生日。

日本時間ではすでに翌日になっているが。
いつもは夫が夜、食事に連れ出してくれるが、今年から彼はシフト制になり
今日は午後から出勤。そこで、朝食を作ってベッドまで持ってきてくれた。

このbreakfast in bedというもの、日本だと寝床で飯食うなんて病気で寝込んだ
ときと決まっている。が、こっちの人にとっては特別なサービスで、例えば
母の日には子供たちが早起きして朝食を作り(うえ?、食えるのかよ…)、
トレーに乗せて母親のベッドまで運んであげたりする。

そういうわけで、今朝はナイトガウンのまま朝ごはんをいただいた。
なんだか、昔のハリウッド女優になった気分。確かマリリン・モンローの
ポートレートで、彼女がベッドの上で全裸に白いシーツをまとった姿で朝食を
とっているのを見たことがある。
TABIにも、目玉焼きの黄身をおすそわけ。

メールをチェックしてみると、いつものように「さるさる」と、あとなんと
アメリカの歯医者さんからバースデーメールが届いていた。
この年になると誕生日もうれしくもないけど、でもやっぱり「おめでとう」と
言われるとうれしいわね。素敵な一年になりますように。


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消えたピン

2006-11-15 12:33:16 | インポート
大事なものを落としてしまった。

チャンピオンシップでもらったピン。
出場者だけがもらえる、記念品だ。コートの襟につけておいたのだが、
今朝、犬の散歩から帰ってコートを脱ぐと、ピンの裏の留め具だけがポロリと
床に落ちた。

脱いだときにとれてしまったのかと思い、床の上などいろいろ探したが、ない。
夫がもう一度散歩道をたどって探してきてくれたが、やはり見つからなかった。

なにかがなくなるというのは、一つのメッセージであることがある。
「もう一度がんばってチャンピオンシップにおいで」
というメッセージかもね。そういうことにしておこう。


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絢爛

2006-11-13 15:40:33 | インポート
米海兵隊創設231年記念式典に出席。

晩餐会の会場となったホテルは、世界の超高級ホテルリストにもランクインして
いる、100年以上の歴史を持つ老舗。広大な敷地内に、メインのホテル棟と
アネックスなどいくつかの棟、舞踏会場が数箇所、ゴルフ場が二箇所、テニスコート
を数箇所、スパなど、様々な施設をかまえている。

地下駐車場に車を停めると、シャトルバスが迎えに来てくれ、舞踏会場へ。
広大な森の中を行くと、鹿の群れがすぐ横を歩いているのが見える。運転手に
よれば、キツネや熊などもよく見るという。ちょっと前は小熊がホテルのゴミ置き場
に落ちてしまい、レスキュー隊を呼ぶ騒ぎになった。ハシゴをかけてやると、
小熊は器用にハシゴを使って登り脱出、遠くで見守っていた母熊のもとへ走り
去ったという。こんな森の中を、100年前は貴婦人たちが馬車で舞踏会へと
向かったのであろう。

夕暮れの空に浮かぶ舞踏会場の大きいこと。赤い絨毯、長いドレスの裾の女性たち、
「シンデレラ」の絵本そのままである。欧州の贅沢なホテルを視察した鉱業王に
よって建てられたこのホテルは、インテリアも銀食器も全てが最高級品づくし。
仕事や私用で帝国などの高級ホテルを見てきたが、くやしいかな負けている。
アメリカは成金趣味でチープ、と批判する人はいるが、アメリカでも本当の
上流というのはこのように真似のできない贅沢を極めているのだ。

めくるめく絢爛豪華の夢の世界、その一方で、イラクやアフガニスタンで
負傷し、あるいは命を落とす兵士たちがいる。この国の繁栄も、そうした
犠牲の上に成り立っている。


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課長 島耕作

2006-11-13 09:34:07 | インポート
東京滞在中に、読む機会を得た。

超有名な人気漫画なのは知っていたけど、なぜか今まで読むチャンスがなかった。
今回、図書館で見かけて一気に読んでみた。

島がこんなやりチンとは。真面目なサラリーマンの出世話かと思ってた。
ま、成人誌だからそーゆーシーンは欠かせないだろう。
それにしても、全く都合の良い男である。現実には絶対ありえない話の展開ぶり、
女とっかえひっかえ、コネもない一介のサラリーマンが果ては常務にまで
のし上がるバラ色の夢物語、このあたりが団塊の世代にウケたのに違いない。

大企業で男が出世するには、強いコネと家族の犠牲が欠かせない。
島は、早くに離婚したため、自分の家族の世話をする義務から解放されたから
こそ、仕事と女に集中できたのだ。娘も、離婚した両親の間で育ちながらグレ
もせず素直に成長した。ありえないって、そんなの!
しかもだ。さんざん女をとっかえひっかえしておきながら、運良く彼女たちは
そろいもそろって物分りがよく、島は「コレで会社をクビになりました」みたいな
経験をせずにすむ。ありえないって、そんなの!

作品全体で感じるのは、「本当の愛情は、結婚ではなく、婚姻外関係にのみ
存在する」というメッセージである。登場する男たちのほとんどが、妻を不幸
にし、愛人とその間にできた非嫡出子を大事にしている。これは作者の個人的
見解なのだろうか?

彼の奥さんは柴門ふみで、夫婦揃って超人気漫画家だし、おしどり夫婦なの
だろうと勝手に想像していた。しかし、他人の家庭内など計り知れない。
人間は、自分の生活と遠くかけ離れた世界はうまく描けないものだ。
銀行残高と、家庭の幸福度とは、必ずしも比例しない。社会的に人もうらやむ
ほど出世したとしても、自分の家庭に冷え冷えとした風が吹いているなら、
それは幸せと言えるかどうか。


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