TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

熱帯暮らし

2006-05-21 12:44:02 | インポート
今週も競技会。

先週の競技会でQしなかった時のために今週のも申し込んでおいた。
もったいないので走る。チャンピオンシップ予選三度目のQを獲得。いらない
Qだけど、もらっておいて損はない。TABIはクッキーももらってホクホク。

しかし暑かった。
こんな乾燥して暑い一日は、生まれて初めて。雪国育ちのTABIの、迷惑そうな
顔といったら。ごめんね。今日も水あびしては休憩、を繰り返す。

今日はサボテンは生えてなくて助かった。
しかし、Billと世間話をしていてふと気がつくと、彼のシャツのところになんか
ついてる。よく見たら、サソリではないか!しかも活発に歩きまわっている。
「サソリ!」と言ったら、あ、ってかんじで指ではじき飛ばして終わり。
おいおい、それでいいのか?!こっちに飛んできたらどうしたらいいのさ?!

なんかもう、北国では想像もできないワイルドさだ。


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蜜の味

2006-05-19 15:52:42 | インポート
夫の同僚が、急にカナダへ帰国することになった。

任期満了まで2年あるのに、だ。
理由は、離婚。ただでさえ面倒なカナダの離婚手続きをアメリカに居ながら
やるのは大変なので、任期中に離婚することになったら即、本国へ帰される。
それに、こちらでは政府のレセプションなど夫婦で出席する機会が多く、
一人身では困るのだ。

高校生を頭に4人の子供はどうなるのか。
奥さんはとても気さくで、パーティーなどで一緒になったときによく声をかけて
くれたし、車で送ってくれたこともある。あと2年は仲良くできると思ったのに
残念だ。他のカナダ人妻連中は、カスばっかだしなー。

転勤中のしかも任期中に別れなければならないとは、よっぽど仲がこじれて
いたのだろう。そんな風には見えなかったが、夫婦の仲なんて他人には
わからないものだ。

例によって、このニュース以来、夫がやたらとやさしい。
知り合いが離婚するたび、こんな調子なのだ。やはり女房に逃げられては
困るという自衛本能だろうか。

こんな時は、夫のクレジットカードでバンバン買い物をする絶好のチャンス。
まさに他人の不幸は蜜の味である。


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巣作りの季節

2006-05-18 05:13:26 | インポート
うちの玄関に間借りしている鳥の赤ちゃんが、孵化したようす。

玄関のトーチライトに鳥が巣を作っているのを発見したのは、もう何週間も前。
「即、撤去せよ」と言った私に、夫はそのうち、とかはぐらかして結局そのまま
になってしまった。巣作りに使う枝とかがばらまかれて玄関先が汚くなるし、
トーチライトは鳥のフンがこびりついて悲惨。でもま、無用な殺生は良くない。

最初は警戒心が強かった母鳥だが、そのうち慣れて私たちを見ても飛んでいかなく
なった。そして今日、夫が帰宅するなり「赤ちゃん鳥が鳴いている」と言う。

夫に肩車してもらって巣をのぞいてみると、いるいる!
オレンジ色のくちばしが、巣から突き出ている。赤ちゃん鳥といっても、
思ったよりデカイ。こいつら、よく食うに違いない。母鳥はエサ運びで大変だ。

このあたりは大きな野鳥が来るし、アライグマなど野生動物がいるから、
この赤ちゃん鳥が生き残る率は低いに違いない。だけど、うちで育った鳥だから
みんな元気に巣立って欲しいものだ。


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厄介なガキ

2006-05-16 13:57:49 | インポート
枕を陽に当てようとバックヤードに出たら、隣の子供がいてビックリ。

野球のボールがうちの庭に入っちゃったので取りに来た、と言う。
勝手知ったる、といったかんじでうちの庭の戸を開けて、自分ちへ帰っていった。

なんか時々庭の戸が開いてるときがあり、夫と一体誰だろう、といぶかって
いたが、隣のガキだったんだ。隣のうちは中国人で、中国から仕事でアメリカ
へ転勤してきたという。こういう高級住宅街の家を借りてるところをみると
けっこうな高給とりなのだろう。親父は何やってるか知らないが、真昼間から
庭でガキと野球やって遊んでいるのだから、いい身分である。

私が子供のころは、こういう時「ボールとらせてくださ?い」と家の人にひとこと
声をかけてから、庭に入らせてもらうよう躾けられたものだ。しかし、日本と
中国では礼儀の教え方が異なるらしい。中国ではきっと「他人の家も自分の家」
といった感覚で、おかまいなしなのだろう。

そのことを夫に話すと、「厄介だな。親に注意しないと」と嫌な顔。
私が言っている礼儀とかじゃなくて、裁判沙汰になることを懸念しているのだ。

例えば隣のガキがうちの庭に勝手に入ってきて、転んで怪我をしたとする。
その場合、うちが管理責任を問われ、隣のうちから損害賠償を請求されるのだ。
日本では考えられない話である。日本の親なら、「すみません、うちの子が
勝手に入っていって…」と謝るのが普通だ。しかし、カナダやアメリカでは
全く事情が異なり、親の方が「うちの子がお宅の庭で怪我したんだから、これは
お宅の責任だ」と開きなおってカネをむしりとろうとするのが普通なのだ。

こういうことがあるから、カナダやアメリカでは弁護士がたくさんいて、弁護士
になれば食いっぱぐれがないのである。

隣の中国人はアメリカに来てかなり長いから、こういう事情を知っているはずだ。
それなのにこうやって自分の子供を勝手に他人の庭へ入らせるということは、
損害賠償請求の機会を狙ってのことかもしれない。ま、考えすぎかもしれないが、
アメリカでは他人など決して信用してはならない。注意をするにこしたことは
ないだろう。


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高地トレーニング

2006-05-14 13:24:58 | インポート
USDAA競技会。

夫が多忙なため、チャンピオンシップ予選だけ出る。
二個目のQを獲得し、大会出場が決まる。地区大会で一定の得点をとらないと
出場権がとれないカナダに比べると、あっけない。7月の地区大会に出るか
どうかは、個人の自由なんだそうだ。

ま、でもめでたし、めでたし。
神様、ありがとう!

Billからも「よかったね、おめでとうTABI]と祝福してもらった。
彼らも出場が決まった。「TABIは、この空気の薄いところへ引っ越してまだ
一年にもならないのに、よくがんばったね」とBill。

たしかに、カナダで住んでたとこと比べたら暑さは半端じゃないし、標高が
高いため空気がべらぼうに薄く、私たちだって越した当初はちょっと歩くだけで
めまいがして困った。ちょっと昼寝しないと一日もたなかったし。
標高は犬には影響がない、と言う人もいるが、人間と同じ心肺機能を持つ生き物
なのだから、ここで生まれ育った犬はともかく、よそから来た犬はやっぱり
影響を受けると考えるのが自然ではないだろうか。

逆に言うと、思いがけなく高地トレーニングを実験していることになる。
低酸素環境では、平地よりも運動強度が高くなる。裸足の金メダリスト、
アベベからブームになったトレーニング法だ。ここで暮らしているうちに、
体が慣れればもっと丈夫になるのだろうか。

あんまり無理して体を壊してはなんにもならないが、この環境下での適度な
運動は、TABIにも私たちにとっても有意義かもしれない。


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