TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Scruffts

2006-05-12 11:34:10 | インポート
イギリスで、おもしろいコンテストがある。
http://www.the-kennel-club.org.uk/kennelclub/scruffts.html

世界最大のドッグショー、Cruftsをもじったこのコンテストは、雑種犬のみの
参加が許されている。健康で性格が良く、人間にも犬にもフレンドリーな犬
であることが優勝の条件だ。

イギリス人というのは、まことに雑種犬に寛大である。
意外とアメリカ人とかカナダ人のほうが、雑種に対して狭い了見を持っている。
歴史の短い、浅い文化の国だから、「血統」とか「伝統」とかいうものに焦がれて
いるのかもしれない。が、日本人も雑種にすごい偏見があるところを見ると
あんまし関係ないのかもしれない。

こないだDICからアンケート用紙が送られてきたが、内容は要するに今後の
DICがどういう方向へいくべきか、ということだった。DICはもともと、CKCの
会員向け会誌だったもので、今でも会員は年会費を払うとこの雑誌が毎月送付
されてくる。もちろん一般の人も書店で買えるし、会員でなくても購読料を
払えば送付してもらえる。だが、古くからのケネルクラブの会員は、DICが
一般向けの記事を載せることが気に食わないらしい。

「純血種の普及を目的に作られた雑誌なのだから、内容は純血犬に関すること
のみに限るべきだ。雑種やケネルクラブ登録犬種でない犬の記事など、読みたく
もない。今後もこうした記事を載せるのなら、会費を値下げするべきだ」
という会員の苦情が、頻繁に寄せられている。

こういうのはどうかねえ。いまどき。
ま、そーゆー古い会員というのはお年寄りだから、放っておいてもそのうち
この世から消えていくので(爆)、テキトーにあしらっておけば良いのでは。