TOBYの耳

イングリッシュ・コッカーのTOBYは、アジリティ犬。

気さくで話し好きな飼い主とは、競技会で顔なじみ。
「この子は子犬のころから皮膚が弱くてねえ…」と、皮膚アレルギーその他、
彼のこれまでの病歴をこと細かに語ってくれた。ま、典型的な純血種ってこと
ですな。病弱って、純血種の「標準装備」と言っても過言ではないと思うのよ、
だって健康体少ないもの。うちは次に飼うのも雑種だな。

ま、とにかく、彼の場合アレルギーで毛が抜けちゃって、獣医処方の特殊な
シャンプーで一週間に一度全体をくまなく洗う、というのを長い間続けたのだそう。
それと除去食。アレルゲンを見つけるために、最初は白米のご飯だけだって！
げげっ！かわいそうだよ、TOBY。でも結局、食べ物のアレルゲンは特定できなかった。

「なんとかやっと良くなったのよ。ホッとしてたら、今度は耳よ。ばい菌に
感染して、薬をもらったんだけど…」と、また長い闘病記録だ。
「耳が悪くなったのは、そうね、春に狂犬病予防注射をしたすぐあとだわね」

それだよ、それ！アレルギーの犬にワクチン打っちゃダメだってば。
と思わず口をついて出そうになったが、止めた。よそさまの犬のことでおせっかい
しても、いやがられるだけだ。それにそういう病弱犬の獣医はいろいろ儲かって
ウハウハなんだし、商売の邪魔しちゃいけねえよ。

でもかわいそうだね、TOBY。耳がはやく良くなるといいね。

タグ・トーイにご用心

庭でTABIと引っぱりっこで遊んでたら、ロープに血が。

綿のロープをよったものを輪にしたオモチャで、TABIの大好きなやつだ。
おすわりさせて口の中を見たら、奥の歯茎のところが切れて出血している。
本犬は気にしてないが、今日は引っぱりっこは止め。

年季の入ったオモチャなんで、輪の部分がバラバラになり、ロープの撚りも
とれちゃって糸がバラバラになってしまった。犬がくわえて引っ張ったときに
この糸が歯茎に食い込んで切れたらしい。そういえば私もよく、デンタルフロスを
使って歯間の掃除をしていてうっかり糸が食い込み、切れて出血することがある。
細い糸だが、力が加わると鋭い刃物となる。ゆで卵を糸で切るのと同じ原理だ。

これからは気をつけなくては。
このオモチャは現役引退。ご苦労さまでした。