TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

子供と動物虐待…その2

2009-08-24 13:56:59 | インポート
子供による動物虐待が後に殺人犯罪に発展するケースは、北米では非常に多く
報告されている。

従って研究も盛んで、調べればいろんなことがわかる。よく言われるのが、
そうした子供達は家庭内に問題があり、自分が親から受けた暴力を弱い立場
にあるもの(自分のペットや、近所の動物)に虐待の形で再現しているという。
初めは、持っていきようのない不満や怒りをぶつけてストレスを解消するのが
目的だったのが、次第に苦痛を与えることが快感となる。殴ったり蹴ったり
から、目をえぐったり手足を切断したりするようになり、ついには殺すこと
の楽しさを覚える。そうした行為は、四歳程の幼い子供にも見られるという。

「それは貧民街の片親家庭で育ったような、特殊な子供だろう」と思ったら
大間違い。階級や経済状況は様々である。コロンバイン高校で十二人を射殺し
最後は自殺した二人の少年は、経済的余裕のある中流家庭で育った。やはり
二人は、動物虐待を楽しんでいた。うちの近所の少女ABも、双方とも親は
小さいながらも会社を経営してるし、この界隈はとても殺人鬼の卵が住むとは
想像できない閑静な住宅街だ。一見したところお嬢様の二人だが、全く末恐ろ
しいコドモ達である。

「親に注意したら」と言われるだろうが、残念ながらほぼ無駄である。
愛犬家にとって犬は家族の一員だが、一般の人にとっては「たかが犬」である
ことが一つ。もう一つは、そうした家庭は一見幸福で何不自由ないように見えて
も、家庭内に問題があるので、子供の異常行動に注意を払っている余裕がない。
それよりも、被害が自分の犬に及ばないよう日ごろ充分気をつけるしかない。

そういえば、この近所にはうちだけでなく犬を飼っている家が多いのに、よそ
の犬があの少女達と遊んでいるところを見たことがない。おそらくすでに何軒
かはうちと同じ経験をし、懲りてしまったのではないだろうか。

TABIに怪我がないか調べたが、大丈夫のようである。かわいそうに。
今日は余分にオヤツをあげて、庭でたくさん遊んであげた。

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