TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

夢のショートブレッド

2006-06-27 14:59:42 | インポート
初めてショートブレッドを焼いてみる。

焼き菓子は好きで、子供のころからクッキーとか自分で焼いてたが、なぜか
ショートブレッドだけは買って食うのみで焼いたことがなかった。
あるカタログで古風でしゃれたショートブレッドの焼き型を見つけ、一目ぼれ
して購入。それが届いたので、一緒に入っていたレシピを使って焼いた。

意外にシンプル。粉、砂糖、バター。これだけだ。
そして焼き上がりは夢のように美味しい!こんなに簡単なのに、こんなに
美味しいなんて。高いケーキなんかいらない。

美味しいものを美味しく食べられるって、幸せだよね。

夫にも犬にも大好評。夫は、明日お弁当と一緒に持っていくという。
明日はレモン入りのを焼いてみようかと思う。


夏の夕立

2006-06-27 05:18:06 | インポート
カナダではあまり見なかったが、こっちでよく見る夕立。

ちょうど日本の夏の夕立のように、暗い雲がたってきたなと思うといきなり
ゴロゴロ!滝のような雨。泥の地面は強い雨に打たれ、土色の波をたてる。
それまでの暑さがウソのように、すーっと引いていく。そして、晴れ間。

競技二日目の今日の最終走、ウィーバーズが始まろうとする時、急な夕立が。
室内だから良かったが、激しい雨は煙をたてて開いたドアからも降り注ぐ。
天が割れるような雷が、ひっきりなしに響き渡る。ただでさえ電気がなくて
薄暗い競技場が、もっと暗くなっちゃってビデオも撮れない。なんといっても
雨と雷の音で、会話さえ聞き取るのが難しい。

ジャッジはこのため、10分間の競技休止を宣言。
とりあえず雷が止むまで待つことにした。雷に弱い犬は震えてるし、競技に
ならない。TABIはこういうのへっちゃらなので、お休みの間にオモチャで
遊んで大喜びだ。

ウィーバーズは、あとレッグ一個でタイトル。とれば次回からは早く家に帰れる。
どーしても欲しかった。でもこの暗さじゃ無理かな、と思ったが、無難にQして
また一等である。タイトル・リボンもいただいた。今週のTABIのQ率は、なんと
100%である。めでたし、めでたし。

電気がないので発電機で自動タイマーを動かしてたのだが、途中で止まって
しまい、メカに強い夫が分解して修理するというハプニングもあった。
ホストクラブの面々は大喜びして、次回の競技会で使えるクーポンを十枚くらい
サービスしてくれた。

帰りはまた湖に寄って遊び、ご褒美にステーキ肉を買って夕食に夫が焼いて
あげた。いろいろあって、みんな楽しかったね。


月日がたつのは

2006-06-27 05:01:36 | インポート
早いもの。

カナダの家の売却が正式に成立してから、今日でちょうど一年。
去年の6月は、家を売るのと転勤準備でまことに忙しく、一ヶ月で一年分の
仕事をこなしたような感覚だった。Bryanがお祝いのワインを届けてくれたっけ。

庭のクレマチスは今頃、満開だろうか。
裏の通りのラブ、SALLYは元気だろうか。
なつかしい思い出。なつかしい人々、犬たち。

さて、今週はNADAC。
ジンクスを捨て「捨て身」でリラックスしたのが良かったのか(笑)、全て
Qしてほとんど一等。DRIもけっこうよくて、T & Gのラウンド2では91を
越えている。この室内競技場は二度目ということもあって、TABIも緊張がなく
合間には昼寝までしている。よかったね。だけど、せっかく慣れた競技場なのに
資金不足で閉鎖してしまったという。だから、今週は電気も水も使えず、トイレ
も外に簡易式を設置している。ホストクラブはさぞ苦労したろう。

ガサゴソ!と音がしたので何かと思ったら、イタリアン・グレイハウンドが
紙袋をひっさげて逃走。どうやら、紙袋に入っていたチップスとかクッキーを
盗み食いしようとして首が袋の紐にひっかかり、とれなくなってパニックし
たらしい。夫を始め、みながあわてて犬を追う。イギーは当然、俊足だから
あっという間に見えなくなる。

駐車場の向こうは、車の通りが激しい高速だ。
夫はイギーがそちらへ行かないように回り込み、袋をつかむことに成功。
しかし、袋の紐が切れてしまった。袋がなくなって軽くなったイギーは、駐車場
狭しと走りまくる。すったもんだの末、やっとつかまえ、飼い主のもとへ。

イギーが袋を引きずって走ったあとは、チップスやらコーンやらがばらまかれ、
すごいことになっている。このあたりの赤アリは刺すので、アリが来ないよう
みんなで手分けして食べかすを拾いあつめ、きれいにする。

とんだ大捕り物だったが、犬が無事で良かった。
グレイとかウィペットとかはパニックしやすく、パニックするととりあえず
走って逃げる傾向がある。しかも、速い。事故を招きやすいので、みんなそれが
懸念だった。飼い主は喜んで、「うちの子の命を救ってくれてありがとう」と
涙ぐんでいた。良かったね。