TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

情け無用の電力会社

2005-10-26 15:01:19 | インポート
お昼過ぎ、全く突然に電気が使えなくなった。

テレビやコンピュータはもちろん、デジタルの時計は全部消えた。
お天気はいいのに停電?と思って外に出ると、近所はみな大丈夫のよう。
ご近所の車庫の自動ドアは開閉してるし、芝を刈ってる人もいる。
うちだけなのだ。ヒューズがとんだわけでもない。

電力会社に電話してみると、「お宅の名前はうちの顧客リストにない」だって!

結局、長い話をまとめると、電力会社の手違いで電気代の請求書が過去3ヶ月間
まったく別の人間、しかもここから車で3時間ほど行った場所に住む人物へ
送られていた。当然、この人物は自分の電気代じゃないから払わなかった。
そこで電力会社は、滞納のお仕置きとしてうちの電気を切ったというわけ。

だけど、うちはこれまで何の警告も受けなかったしもちろん請求書だって
見てない。寝耳に水とはこのことだ。今日あたりは日中あたたかかったから
いいけど、真冬は電気がなくちゃ大変だ。暖房がまず消えるし、夜はまっくら。
明らかに人が住んでいる家の電気を、バッサリ切ってしまうとは、なんとも
情け無用の会社である。日本だったら、「こちらの手違いでご迷惑をおかけし」
とか言って社員が千疋屋のメロンでも持ってくるところだ。
しかし、ここはアメリカ、絶対に謝らず態度が最後まででかい。

こういう、「手違いで」電気・水道・ガス・石油などをいきなり警告なしに
切られるというのは、もちろんカナダでもよくあることだ。知人は真冬に
突然切られて、あやうく凍死するところだった。彼女は20代の若さで健康
だから良かったが、年寄りならお陀仏だろう。それもひとつの淘汰ということか。

まったくもって、アメリカもカナダも、健康できびきび動けないと長生きは
難しい国である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする