TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

切られ予三

2003-12-11 13:05:29 | インポート
散歩中に怪我してしまった。今度は犬じゃなく、私。

夕方、TABIを連れてちょっと長めの散歩に出たら、すごい速さで日が暮れて
真っ暗。民家の脇を通ってたら、急に右目に鋭い痛みを感じた。
誰かに吹き矢でやられたような感じ。思わず後ずさりしてよく見ると、民家の
フェンスからバラみたいな鋭い棘のある木が勢いよく伸びている。足元の凍った
雪に気をとられてたのと暗かったのとで前がよく見えなかった私は、思い切り
棘のある枝に顔をぶつけてしまったのだった。

たいしたことないだろうと思って(私は犬並みに痛みに強いんだな)、そのまま
歩いてたらなんか顔が濡れている。汗かと思って手でぬぐったら、手の甲に
べったり血が!通りに出て電灯の下でよく見たら、ジャケットの胸元がまるで
殺人犯が返り血をあびたように血だらけ!散歩を切り上げて家に帰った。

帰宅して血染めのジャケットとその下に着てたフリースのセーターを洗濯機に
放り込み、バスルームの鏡を見たらまるでハロウィーンのお化け。顔の右半分が
血まみれだ。幸いに目はやってなかったが、目頭のすぐ下から斜めに4センチ
くらいざっくりと切れている。とりあえず止血と消毒、と思ったが、こんな顔は
もう一生見られないだろうと思い、タオルで血を押さえながら書斎にデジカメを
取に行き、記念写真を撮る。夫が帰宅したら見せようと思って。

傷の大きさからして縫合が必要かとも思ったが、今から救急外来に行ったところで
診てもらうまで何時間かかることか。前に足を怪我した時も、レントゲンまで
8時間待ったしな、血だらけのまま。自分で手当てしたほうが早い。
傷はナイフで切ったようなまっすぐなカットなので、滅菌ガーゼをあてテープ
で押さえればくっつくだろう。

傷跡が残るかもな。
普段化粧しないから、目立つといやだな。ま、いいか、嫁入り前じゃないし。
昔アル・パチーノ主演で「スカー・フェイス」という映画があったな。
日本人の私には、切られ傷といえば「切られ予三」だ。夕食のお皿を洗いながら
粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の 洗い髪♪
とつい口ずさむ。

今頃になって痛くなってきたよ、ちぇ。


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