TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Requiem

2002-11-12 11:26:10 | インポート
夕方、市内の大聖堂で開かれたコンサートに出かける。

Remembrance Day (終戦記念日)の今日、慰霊のためにモーツアルトのレクイエム
を中心にミサ曲が演奏された。古い大聖堂は「この街で最も美しい建物」に選ばれた
だけあって美しいステンドグラスが印象的。だが、コンサート会場にするには
ちょっとつらいものが。席がなくて立っていた人も多かった。

大好きなモーツアルトとあってとても楽しみにしていたのに、始ったら大聖堂内の
スピーカーからなぜかFMラジオの音がもれてくる。さらに暖房が効きすぎて暑いわ、
トランペッターは不調だわ、赤ん坊は泣き出すわ!なんでこんなところに赤ん坊?!

半分以上経過したところで、若いブロンド女が赤ん坊を抱いて退場。
どーしてブロンド女というのはどいつもこいつも脳ナシなんだよ!
受付も何やってたんだ、全く。

ソプラノも不調だったし、コンダクターもいまいちだった。
本来ならコンダクターの首を締め上げ、「I WANT MY MONEY BACK!!」と迫るところ
だが、実は今夜のチケットは夫からの贈り物だ。ちょっと早い誕生日ということで。

唯一良かったのは、オープニングのArvo Part のCANTUS IN MEMORIAM BENJAMIN BRITTEN。
月並みだが、心の琴線に触れる音楽とはこういうものだと思う。

Requiem K.626 Lacrimosa
Lacrimosa dies illa かの日こそ、涙の日なれ
Qua resurget ex favillia その日、灰よりよみがえらん
Judicandus homo reus 罪ある人、裁きを受けんとて 
Huic ergo parce Deus されば主よ、かれを惜しみたまえ 
Pie Jesu Domine 慈悲深き主、イエスよ
Dona eis requiem. Amen 永遠の安息を、かれらに与えたまえ アーメン 


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