<外宮参道 げぐうさんどう>
外宮周辺について調べていますと、
「山田原(やまだのはら)」という言葉が目につきます。
山田原(現在の山田地区周辺)というのは、
外宮門前町を中心とする伊勢市内の地名で、
この地域では神宮のご祭神とは系統の異なる
「土着の神々」をあちらこちらで祀っています。
山田地区には、古代から人々が居住していたそうで、
外宮の神域に相当する高倉山の古墳を始め、
竪穴式住居跡なども発見されているとのこと。
神宮の由緒では、内宮創建から500年後に、
外宮が創建されたとしておりますが、
実は豊受大御神をお呼びするずっと前から、
山田の地では独自の信仰が根づいていました。