<氏神 うじがみ>
日本人の大好きなお花見は、
もともと神の依り代である桜の木の下で、
「神様をお迎えするために行った神事」
が起源だという説があります。
山の神が里を訪れた知らせとして、
桜の花々が一斉に咲き始めるのだとか。
そう考えながら、桜の木を眺めてみると、
どんなに大きな出来事や、
どんなに激しい天候異変が起こっても、
毎年毎年必ず花を咲かせくれる
桜(神様)の偉大さを感じるはず。
桜の花びらの一枚一枚が神様の化身で、
舞い踊る花吹雪は、私たちを浄化する
「神様の息吹」のように思えてきます。