たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

泰澄大師

2015-04-26 23:31:20 | 白山信仰・楠と白石

<平泉寺白山神社 へいせんじはくさんじんじゃ>

 

この時期の白山周辺には、

まだ雪が融けていない場所も多いため、

ひとたび山道に入ると、麓の春うららかな景色が一変し、

人を寄せつけないような厳しい冬山の名残が見られます。

 

その名が示す通り、ほぼ一年中頂に雪をたたえる白山は、

1300年前までは「神の山」として畏れられ、

人が近づける場所ではなかったそう。

そんな白山にはじめて登拝(とはい)したのが、

泰澄大師(たいちょうだいし)です。

 

「白山に来たれ」とのお告げを受けた泰澄大師は、

弟子とともに白山山頂を目指し、

そこで十一面観世音を感得しました。

その後、山頂での千日修行などを経て、

白山信仰の布教に力を注ぐことになります。