たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

白山信仰の拠点

2015-04-25 23:21:00 | 白山信仰・楠と白石

<白山比神社 しらやまひめじんじゃ>

 

北陸(および岐阜)の神社を巡ってまいりました。

日本三名山に数えられる、立山連峰(富山県)や

白山(石川県・福井県)を要する北陸エリアは、

山への信仰が厚い日本という国の中でも、

原始的な形態を保つ山岳信仰の聖地です。

 

特に白山周辺は、三箇の馬場(ばんば)と呼ばれる、

白山比神社(石川県)、平泉寺白山神社(福井県)、

長滝白山神社 (岐阜県)を中心に、

多くの白山系神社が点在し、

全国の白山信仰の拠点となっています。

 

全国にある白山系神社の数は、約2700社といわれ、

北陸・中部地方だけでなく、全国各地に点在しており、

ご祭神は菊理媛命(くくりひめのみこと)。

古くは神仏習合の寺社として繁栄し、

明治時代の神仏分離令が出るまでは、

寺院を併設する形態が一般的でした。