<白山比神社 しらやまひめじんじゃ>
北陸(および岐阜)の神社を巡ってまいりました。
日本三名山に数えられる、立山連峰(富山県)や
白山(石川県・福井県)を要する北陸エリアは、
山への信仰が厚い日本という国の中でも、
原始的な形態を保つ山岳信仰の聖地です。
特に白山周辺は、三箇の馬場(ばんば)と呼ばれる、
白山比神社(石川県)、平泉寺白山神社(福井県)、
長滝白山神社 (岐阜県)を中心に、
多くの白山系神社が点在し、
全国の白山信仰の拠点となっています。
全国にある白山系神社の数は、約2700社といわれ、
北陸・中部地方だけでなく、全国各地に点在しており、
ご祭神は菊理媛命(くくりひめのみこと)。
古くは神仏習合の寺社として繁栄し、
明治時代の神仏分離令が出るまでは、
寺院を併設する形態が一般的でした。