<内宮 ないくう>
先日の式年遷宮記念映画上映会のあとに、
式年遷宮に関するシンポジウムが行われました。
その中で多くの方がおっしゃっていたのは、
「とにかく神宮に来て欲しい」という内容です。
いくら本で勉強をしたり、他人の感想を聞いたりしても、
そこで触れられるのはほんの一部分のみ。
実際に神宮の中に身を置いて初めて、
「あー日本人とはこういうものなのか」
と納得できるのでしょう。
もともと神道の教えは、「自分の心を映す鏡」です。
神道の仕掛けが隅々まで施された神社を訪れることで、
そのときの自分の心境が如実に浮き出されます。
神社という場所は祈願をしたり、
パワーをもらったりするところではなく、
「自分を見つめるところ」でして、
その象徴である場所が、伊勢神宮であり、
内宮の御神体の八咫の鏡なのだと思います。