<外宮 げぐう>
「外宮」の名で知られる豊受大神宮(とようけだいじんぐう)には、
豊受大御神 (とようけのおおみかみ)という神様が祀られています。
豊受大御神は御饌都神(みけつかみ)とも呼ばれ、
御饌、つまり神々への供え物を司る神様であり、
農業はもちろん、人々の生活を支えるすべての産業の守護神です。
内宮創建から500年後の雄略天皇22年、
天皇の夢に天照大御神(内宮祭神)が現れ、
「自分一人では食事が安らかにできないので、
丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を
近くに呼び寄せるように」とのご神託がありました。
それを受けて同年7月7日、内宮に近い山田の地に、
豊受大御神を迎えたのが外宮の始まりといわれています。