たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

大切な柱

2015-04-20 18:34:23 | 伊勢神宮

<御稲御倉 みしねのみくら>

 

遷宮諸祭の中でも、遷御の儀とともに、

ひときわ重んじられてきた祭典が、

「心御柱奉建(しんのみはしらほうけん)」です。

心御柱とは、正殿の真中にあたる場所に、

地中深く立てられる神聖な柱のことで、

祭儀は夜の暗闇の中で執り行われます。

 

実はこの柱、山から伐採された後、

奉建の儀が執り行われる日まで、

神様にお供えする稲を保管している

御稲御倉に安置されているとのこと。

* 外宮の心御柱は外弊殿

 

参拝者が何気なく通り過ぎる、

御正殿から荒祭宮への参道では、

儀式までの数年間もの間、

内宮の中心となる大切な柱が、

行きかう人々を見守っていました。