<外宮古殿地 げぐうこでんち>
遷宮が済んだ神宮を歩いていますと、
古殿地(以前ご正殿が建っていた場所)の中央奥に建つ、
小さな小屋(覆屋)の存在が目に留まります。
覆屋は、心御柱が埋められている場所の目印で、
現在お参りしている新宮についても、
同様の配置になっているそうです。
ちなみに、内宮と外宮とでは心御柱の様態も異なり、
内宮では柱がすべて地中に埋没している一方、
外宮は柱の半分以上が地上に突出しているとか。
また、御正殿以外のお宮では、
榊と平瓮(ひらか)が供えられているという話を聞きました。
伊勢神宮を訪れたら、ぜひ新社殿とともに、
古殿地にも目を向けてみてください。