たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

みかんの木

2019-02-18 09:12:44 | 出雲の神社

<中嶋神社 なかしまじんじゃ>

 

金屋子神に関する「犬」「麻」「蔦」「藤」

などのキーワードについて、

あれこれと推論を重ねてみましたが、

最後に残ったのが「みかんの木」

という不思議な文言です。

聞いたところによりますと、

全国の金屋子神をお祀りする神社の祭事では、

「金屋子神が好む」という理由で、

みかんを供える、あるいはみかんを焼いて

食べるといった風習があるのだとか。

 

「みかん」と聞いて思い浮かぶのは、

常世の国から「みかん(橘)」の原種を持ち帰った、

田道間守(たじまもり)かもしれません。

田道間守は新羅由来の渡来人である、

アメノヒボコの後裔とも言われている人物ですから、

常世の国が新羅であった可能性も高いと思われます。

仮に、みかんと新羅との間に関連があるとすれば、

金屋子神と新羅とのつながりはいかに……。