<宍粟市・たたらの里学習館>
強くて丈夫な「藤」のつるは、
古代より、砂鉄を採るための
「ザルの材料」として重宝されたため、
「鉄穴流しを象徴する植物」
とも言われているそうです。
仮に、金屋子神を助けた「藤」が、
藤のつるを武器にして戦った
諏訪のタケミナカタの暗喩だとすれば、
金屋子神に関わる独特の風習は、
鹿を供物として捧げる諏訪大社の特殊神事、
「御頭祭」のイメージとも重なりますね。
つまり、これらの内容を元に考えると、
金屋子神を助けた「藤」という暗号は、
諏訪のタケミナカタに縁する一族、
つまり古代ユダヤ氏族の中でも、
「75」への強いこだわりを持ち、、
生贄をタブーとしない一部の人々を
指すとも考えられるのでしょう。
もしかすると、金屋子祭文の中の
「死体をタタラ場にくくりつけた」という記述も、
暗に人柱を示唆したものなのかもしれません。