たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

鉄と藤づる

2019-02-16 09:06:17 | 出雲の神社

<宍粟市・たたらの里学習館>

 

強くて丈夫な「藤」のつるは、

古代より、砂鉄を採るための

「ザルの材料」として重宝されたため、

「鉄穴流しを象徴する植物」

とも言われているそうです。

仮に、金屋子神を助けた「藤」が、

藤のつるを武器にして戦った

諏訪のタケミナカタの暗喩だとすれば、

金屋子神に関わる独特の風習は、

鹿を供物として捧げる諏訪大社の特殊神事、

「御頭祭」のイメージとも重なりますね。

 

つまり、これらの内容を元に考えると、

金屋子神を助けた「藤」という暗号は、

諏訪のタケミナカタに縁する一族、

つまり古代ユダヤ氏族の中でも、

「75」への強いこだわりを持ち、、

生贄をタブーとしない一部の人々を

指すとも考えられるのでしょう。

もしかすると、金屋子祭文の中の

「死体をタタラ場にくくりつけた」という記述も、

暗に人柱を示唆したものなのかもしれません。