<栗枝渡八幡神社 くりしどはちまんじんじゃ>
ここ東祖谷・栗枝渡地区からは、
「剣山山系」の山々がよく見えるのだそうです。
その昔は剣山へ登る前に、ここへ立ち寄る習わしがあり、
登山者が列をなしてお参りの順番を待っていたと聞きます。
「キリスト」のイメージばかりが先行する
栗枝渡八幡神社という場所ではありますが、
恐らくその奥の奥に隠れているのは、
空神であり山神でありスサノオなのでしょう。
禊祓いの神でもあるスサノオは、
剣山への入り口のひとつであるこの地に神社を置き、
山頂に立ち入る人間を厳しく選別したのだと思います。
スサノオの御霊を宿す空海も、
スサノオの力を最大限に活かすため、
あえて古来のままの形態を、
随所に残したのかもしれません。
古代、この場所に移住したイスラエルからの渡来人は、
剣山の中に故郷パレスチナの景色を見ただけでなく、
ユダヤ部族の絶対神である「ヤ」の姿を見たのです。
「祖谷(いや)」という不思議な呼び名も、
おそらく求め続けていた「イ」スラエルの「ヤ」、
つまりヤハウェとも通じるスサノオが、
祖谷の地に眠っていたからなのでしょう。