たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

天皇の葬祭場

2017-12-18 09:39:47 | 剣山・イスラエル

<栗枝渡八幡神社 くりしどはちまんじんじゃ>

 

平家落人の里としても知られる祖谷地方には、

平家ならびに安徳天皇にまつわる伝説や

史跡の類が、数多く残されております。

剣山という呼び名も、安徳天皇が

平家再興のため奉納した剣にちなみ、

「剣山」と改称されたそうです。

栗枝渡の名称に関しても同様に、

安徳天皇一行が川を渡る際に、

栗の木を渡して通ったことから、

名づけられたと聞きます。

 

実は、壇ノ浦の合戦で海に身を投げた、

とされる安徳天皇は影武者であり、

本物の安徳天皇は祖谷まで落ち延び、

この地で崩御されたという話があるのだとか。

壇ノ浦、安徳天皇と言えば、

天叢雲剣【草薙剣】を思い出しますが、

天叢雲剣と剣山に隠された神宝とは、

如何なる関わりを持つのでしょうか……。

栗枝渡八幡神社拝殿の奥には、

天皇の遺骸を火葬したとされる

葬祭場の跡が残されていました。