前回、鮑の字について我が国と中国の違いを言ったが、以前博物館で瓢鮎図(ひょうねんず)という絵を見たがひょうたんとなまずでありました。中国で鮎はナマズなのです。他にも、鮭はフグのこと、ふぐは鮐とか河豚とも書きます。日本のふぐは鰒と書きますが中国ではアワビのこと。なんともややこしいことです。
二世皇帝名胡亥、元年、東行郡縣。謂趙高曰、吾欲悉耳目之所好、窮心志之樂、以終吾年。高曰、陛下嚴法刻刑、盡除故臣、更置所親信、則高枕肆志矣。二世然之、更爲法律、務益刻深。公子・大臣多僇死。
二世皇帝名は胡亥、元年、東の方郡県を行(めぐ)る。趙高に謂って曰く、吾耳目の好む所を悉(つく)し、心志(しんし)の楽しみを窮めて、以て吾が年を終(お)えんと欲す、と。高曰く、陛下、法を厳にし刑を刻にし、尽く故臣を除いて、更(あらた)めて親信する所を置かば、則ち枕を高うし志を肆(ほしいまま)にせられん、と。二世、之を然(しか)りとし、更めて法律を為(つく)り、務めて益々刻深にす。公子・大臣多く僇死(りくし)す。
僇死 刑罰によって殺されること、戮におなじ。
二世皇帝名胡亥、元年、東行郡縣。謂趙高曰、吾欲悉耳目之所好、窮心志之樂、以終吾年。高曰、陛下嚴法刻刑、盡除故臣、更置所親信、則高枕肆志矣。二世然之、更爲法律、務益刻深。公子・大臣多僇死。
二世皇帝名は胡亥、元年、東の方郡県を行(めぐ)る。趙高に謂って曰く、吾耳目の好む所を悉(つく)し、心志(しんし)の楽しみを窮めて、以て吾が年を終(お)えんと欲す、と。高曰く、陛下、法を厳にし刑を刻にし、尽く故臣を除いて、更(あらた)めて親信する所を置かば、則ち枕を高うし志を肆(ほしいまま)にせられん、と。二世、之を然(しか)りとし、更めて法律を為(つく)り、務めて益々刻深にす。公子・大臣多く僇死(りくし)す。
僇死 刑罰によって殺されること、戮におなじ。
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