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寡黙堂ひとりごと

詩吟と漢詩・漢文が趣味です。火曜日と木曜日が詩吟の日です花も酒も好きな無口な男です。

十八史略拾い読み 介子推

2008-12-26 18:01:37 | Weblog
今日は北風が強く、寒い一日でした。こんな夜は熱燗でしょう。

子推の従者、書を宮門に懸けて曰く、龍有り矯矯(きょうきょう)たり。頃(しばら)く其の所を失う。五蛇之に従って、天下を周流す。龍饑えて食に乏し。一蛇股を刲(さ)く。龍淵に返り、其の壤土に安んず。四蛇穴に入る。皆處處有り。一蛇穴無し。中野(ちゅうや)に號(な)く、と。公曰く、噫、寡人の過なり、と。人をして之を求めしむ。得ず。綿上の山中に隠る。其の山を焚(や)く。子推死す。後人之が為に寒食す。文公、綿上の田(でん)を環(めぐら)して之を封じ、號(ごう)して介山と曰う。文公卒す。其の後遂に世よ覇たり。以下略

矯矯 高く挙がるさま  刲 割に同じ  中野 野中に同じ  寡人 自分をいう謙遜語 徳のすくない(寡)ひとの意  寒食 介子推の死を悼んだ人々が火を使う食事を三日間(冬至後105日の前後)止めたことから始まったという。

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