◆生活の党の小沢一郎代表は12月19日午後4時から1時間30分、「早稲田大学鵬志会(
ほうしかい」(石田隼人幹事長=27代)主催の「2013年後期講演会」で、「覇道の政治から王道の政治へ」という演題で特別講演した。大隈重信公の建学以来、多数の政治家を輩出している早稲田大学「在野精神」の伝統を受け継いでいる「鵬志会」は、政治の現場に赴いて勉強する「現場現実主義」という理念を掲げて、「机上の勉強だけでは得られない知識を得ると同時に、自ら政治を体感する活動」を続けている。
今回の企画趣旨について、企画者の宗野創さんは、以下のように述べている。
「2013年、日本に巨大与党を背景とする安倍晋三内閣が誕生した。特定秘密保護法強行採決や日本版NSCなど力に頼り、熟議を忘れ去った政治を行うまさに覇道政治が横行しているように思えてならない。今こそ王道の政治を取り戻さなければならない!
本来あるべき政治とはどういったものなのか。私たち若者は何を考え、どうやってこの国を動かしていかなければならないのだろうか。若い世代がこの国の未来をあきらめないためにも、いまこそ根拠と実践に基づいた議論が必要である。常に戦後日本政治の中枢で御活躍なされている小沢一郎生活の党代表による、心揺さぶられる90分!! 企画者 宗野 創」
◆この企画を受けて、小沢一郎代表は、講演のなかで、朝鮮半島の問題に触れ、次のように語った。
「北朝鮮のような場合は、韓国の国防省があの後、全軍の司令官を集めて、これは期日を限定して言いました。1月から3月の間に必ず軍事的な挑発行為があるだろうと。どのような行為があろうとも、断固反撃できる態勢をとっておけ。全部隊の司令官に指示を出しております。(中略)これは、準軍事的にみますと、北朝鮮が突然南下したら、とても韓国の軍隊やアメリカの2個師団では、たぶん防ぎようがないです。もう一度、戦後の朝鮮動乱の二の舞になる可能性が強い。核兵器や何かは使えないですから。通常の兵器での戦いは、奇襲のメリットを持っているところのほうが強いに決まっている。ソウルは、北朝鮮からの長距離砲の射程範囲内です。脅かしに「一瞬にしてソウルは火の海だ」と北朝鮮の軍人が言いますけれども、本当なんです。事実、長距離砲の射程内で、いっぺんに蜂起にやればソウルが壊滅するのは現実の状況です。そういうことをやるかどうかはわかりませんが、非常に危険を孕(はらん)でいる」
また、質疑応答では、次のように答えた。
(
小泉さんと組んで反原発を訴えてほしい)「小泉さんのことは、彼は彼の主張と立場があるでしょうから、そして彼は彼で、私は私で、その立場でやっていたほうがかえって効果的だと思いますので、まぁ、もちろん、そういう巡り合わせになれば、同じ意見だとすれば協力するのはやぶさかじゃないですけれども、現時点ではむしろ、それぞれでやったほうが防区はいいと思っています」
(米国と対等になるための特定秘密保護法ではないか。また特定秘密保護法によって対等な関係になれるか)「全然対等にはならない。米国はある意味で、都合がいいかもしれません。しかし、それで(米国が)日本を対等の国家だなんて全然思いません。日本はもっともっと、日本として果すべき役割をきちっと果たして行くということ。そして言うべきことを言うというところに、初めて神聖関係が出来るんです。僕かさっき言った日米交渉でも、もうトコトン朝から晩までやりあった。怒鳴りあうようにやり合ったんですが、最後には、お互い「Good work(よく仕事したね! いい仕事したね!)」と言ってニコニコして別れる。そしてその時の喧嘩相手が、その後ずっと米国の近しい友人としていろんなこと、情報を教えてくれました。だから、そういうように、言うことを言う、そして約束したことは守る。ウソはつかない。相手を騙さない。そういう基本的なことは、日本人同士でも、日本社会でも、また対外的には特にそうです。ピシッと言わなきゃダメです。自己主張のない人間は、軽蔑されます。彼らが自己主張の社会だから。だから、そういう意味で、日本の社会でまぁまあまぁまぁ波風立てずにという類の手法は、これから皆さんが実社会に出たら、日本人同士のときはそれでいいけれども、外人には通用しないということをよく理解しておいたほうがいいと思います」
(「官僚政治の打破」を言っている「結いの党」と一緒にやれるか)「要はこれからの再編、特に野党を中心とした再編というのは、大きなテーマについて基本的に合意してやっていく。ですから、自民党の中から参加してもいいし、どこから参加してもいいんですけれども、そういうことが基本だと思っています。江田さんをはじめ皆さんが、さっき言ったようなテーマについてコンセンサスが得られれば、それはどなたであっても協力してやっていかなければならないだろうと思っております。
日本の社会、日本の将来に関わる問題がいま出されています。こういったことについて、枝葉のことはいいですけれども、そういう大きなきほんの問題については、意見の一致するそういう人たちが集って本来の政党グループをつくり上げていく。もちろんですから、江田さんのグループであれ、どなたであれ、そういう気持ちを考え持った人と一緒にやっていくということは、その通りであります」
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
猪瀬直樹都知事が辞任表明、「大きな黄金」に目が眩んだ結末、石原慎太郎前都知事の「徳洲会マネー」に嵌る ◆〔特別情報①〕
東京都の猪瀬直樹知事が12月19日午前10時30分から、都庁で記者会見し、辞任を表明した。医療法人「徳洲会グループ」から「5000万円」を受け取っていた問題で東京都議会の吉野利明議長に辞表を提出した。「徳洲会マネー」である「5000万円」だけが、辞任の直接的理由ではない。「もっと大きな黄金に目が眩んだ」ために金銭感覚が麻痺して「ドツボに落ちた」という感が強い。ならば、「もっと大きな黄金」とは、何だったのか?
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第25回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年1月13日(月)成人の日
「大転換期到来!どうなる世界の情勢、
どう動く日本の政治経済、そして国民生活」
~いま世界と日本で起きていることを明かす【お知らせ】
板垣英憲の新刊が発売されました
板垣英憲の最新著書 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない詳細はこちら→
ヒカルランド 板垣英憲の最新著書 「TPP本当のネライ~あなたはどこまで知っていますか」(共栄書房刊) 全国書店で発売中 定価(本体1500円+税)
■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき
**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会11月開催の勉強会がDVDになりました。 「新しい価値の政治への大変動期に突入」 ~小泉純一郎元首相と小沢一郎代表の政治戦略
その他過去の勉強会12種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊) 目次第8章 中央省庁を骨抜きにする権限委譲と抵抗 ④
族議員の抵抗 各省庁の官僚たちの抵抗もさることながら、それに輪をかけて手強いのが、衆参両院議員である政治家たちである。とくに各省庁の応援団として結びつきの強い族議員たちの意識は、どうなのであろうか。ある国会議員の話では、
「国会では、地方自治に理解があるとか、理解を示す人というのは、数としては少ない。各省庁を代表するような族議員的な人が多く、地方に任せて大丈夫かという人が多い。けれど、それをあまり露骨に言うとまずい。っぶされてしまうので、露骨には言えません」
つづきはこちら
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