中高年ほど「コップ一杯」で健康寿命に差がつく…和田秀樹「ヨボヨボ老人化を防ぐスーパーで買える飲み物」配信
■「牛乳」がよい理由 こういうときに便利なのが「牛乳」です。牛乳には次のようなよさがあります。 ---------- ・五大栄養素が含まれていて完全栄養食に近い ・不足しがちなたんぱく質を補いやすい ・免疫細胞の材料となるコレステロールがとれる ・骨の材料であるカルシウムの吸収率が高い ・消化の負担が小さく、食欲がないときでも飲みやすい ・歯が悪くても飲める ・朝飲めばよい睡眠に導かれ、昼飲めば活動的に、夜飲めば骨が健康になる ・水分補給代わりに手軽にとれる ・コーヒー、ココア、いちごやキウイなどを入れてもおいしい ・塩と相性がよくて料理にも使える ・ヨーグルト、バター、生クリームなど、身近な乳製品でも同様の栄養がとれる ・スイーツの材料にもなるので、甘いものを食べて幸せになれる ---------- こうした強みがあることが、私が中高年に牛乳をすすめる理由です。ぜひとも「毎日牛乳」を実践してみてください。イキイキと過ごすための第一歩になります。 ■80歳以上の半数が“たんぱく質不足” たんぱく質をとることが大切なのはどの世代も共通ですが、中高年には特に積極的に優先してとってほしい栄養素です。ところが年齢に反比例するように中高年のたんぱく質の摂取量は少なくなります。欧米でさえ、80歳以上の高齢者の半数がたんぱく質不足という調査結果が出ています。 では、なぜ年を重ねるとたんぱく質の摂取量が不足するのか? それは食事量が総体的に減るからです。なかでもたんぱく質が多く含まれる肉をあまり食べなくなる傾向があるようです。年齢とともに消化しづらく、もたれやすくなるのが理由でしょう。 では実際、たんぱく質はどれくらいとればよいのでしょうか? 1日のたんぱく質の摂取目標量の目安として、少なくとも体重1kgあたり1g以上が望ましいと私は考えています。例えば、体重60kgの人であれば60g。これはあくまでも最低限の量になります。中高年以降はたんぱく質の吸収がうまくできなかったり、とれていても体内でうまく使えなかったりする人のなんと多いことか! ですから、意識して多めにとることを私は強くおすすめします。高齢者なら、体重1kgあたり1.2gを目安に、60kgの人ならできれば72gを目指してほしいところです。























