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本澤二郎の「日本の風景」(4836)
2023/06/16 07:0422
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本澤二郎の「日本の風景」(4836)
<木原誠二は人間失格=官房機密費が愛人ベンツに流れていたら大事件>より、転載させて頂きました。
1972年から自民党の名門派閥・宏池会を取材してきたが、いまの岸田文雄と木原誠二のような右翼改憲軍拡コンビなどは想定さえできなかった。宏池会は護憲リベラルを自民党内で主張して、改憲軍拡の戦前派勢力の岸・福田派と中曽根派に対抗して、その野望を食い止めてきた。
それがロッキード事件で田中角栄が失脚させられると、中曽根派政権から「日米同盟」論が声高に叫ばれ始めた。ワシントンの俳優大統領・レーガンのポチを演じてワシントンを喜ばせる。がぜん、宏池会は緊張して日本政治の将来を懸念し、身構えるようになった。
それを跳ね返そうと宏池会の宮澤喜一が巻き返しを図るのだが、盟友派閥の田中派の中堅・金丸信が中曽根に取り込まれ、金丸の盟友である竹下登は反角の清和会・A級戦犯の岸信介の娘婿の安倍晋太郎と結びついた。日中関係を正常化させた歴史的な外交成果を実現した大角連合は、かくして瓦解してゆく。
金丸の秘蔵っ子・小沢一郎は、なんと改憲軍拡を基調とした「日本列島改造計画」を発表し、金丸同様に台湾派を名乗る。さらに宮澤内閣を崩壊させるための小選挙区制実現に突っ走った。結果的に父親同様に、戦前派の軍門に下ってしまう。
遂には田中・竹下派は、橋本龍太郎と小渕恵三の内閣を誕生させた後、なんと後継者に清和会の森喜朗を選んだ。その責任は最近亡くなった青木幹雄。生存者では亀井静香だ。野中広務もその張本人となった。
清和会の支持基盤は、戦前の国家神道を引きずる神道政治連盟。原始のお祓い宗教にすぎない神社本庁だ。戦前派のシンボルである神道と死の商人の日本財閥が、小泉純一郎や安倍の別動隊・麻生太郎を経由して史上最悪の安倍晋三へと継承される。安倍にぶら下がったTBSの山口、NHKの岩田の気が知れない。
清和会は軍事優先の大日本帝国復活派だ。そのため財閥向けのゼロ金利と円刷りまくりによる円激安金融政策で、国民のカネを財閥に集中させていく。日本銀行の金融政策・アベノミクス効果は、財閥の金庫を500兆円以上に膨らませた。
株さえも日銀が買い占めるという異常な金融政策は、悪役・黒田東彦に次いで、学者馬鹿で知られる植田和夫へとバトンタッチ、国民は10年以上にわたって物価の暴騰に泣かされて、それでも耐えている。
超格差の日本は今後も継続する。五輪疑獄と封じ込められたコロナ疑獄で、日本の財政は意図的にハイパーインフレへと「円紙切れ」作戦を強行している。日本沈没も近い。
最近になって岸田のブレーンである悪役・木原誠二の名前が凡人ジャーナリストの頭に突き刺さってきた。その人物のスキャンダルが、写真付きで飛び出したのだ。
「銀座の女に子供を産ませて、さらに高級マンションと高級車・ベンツを買い与えて、そこから首相官邸に飛び込む官房副長官」と報じられている。本人は名誉毀損で週刊誌を訴えていない。事実を認めているのだろう。
彼には顧問弁護士もついている。悪人らしい防御策で保身にも長けているようだ。
昨今、弁護士が増えすぎて仕事もない弁護士が少なくない。彼らをやくざや悪辣な政治屋が使って護身術としている。それにしても、昨年暮れには岸田の長男(首相秘書官)が公邸に親族を集めてどんちゃん騒ぎをして首になった。岸田夫妻も参加していた。主権者である国民をなめた対応である。
木原は官房機密費に手を出していないだろうか。岸田の年末忘年会にも機密費が?血税である。事実なら職権乱用で処罰される事案。週刊誌の追及はまだ甘すぎる!
<首相官邸も公邸も腐敗の極限か=いい人間がいない宏池会は解散!>
宏池会の大先輩たちは、官邸の現状に怒り狂っているのではなかろうか。
ヒロシマ出身の池田勇人や宮澤喜一、香川の大平正芳、岩手の鈴木善幸、さらには京都の前尾繁三郎、森喜朗打倒に走った加藤紘一ら。安倍晋三の内閣誕生に驚愕した宏池会事務局長の木村貢は「品格のある政治」(徳間書店)を書いた。
最近までは宏池会担当記者の最長老・西山太吉(毎日OB)も、岸田政治に衝撃を受けながら亡くなった。「護憲リベラル」の宏池会に共感を覚えてきた反骨のジャーナリストもまた、心底腐りきった岸田・宏池会を解散せよ、と叫んでいる。木村事務局長の後任の佐々木君は、今どうしているか。
思えば、自民党は腐敗堕落した政党ゆえに違和感を抱きながら取材を始めた筆者は、護憲リベラルの宏池会にほぼ満足した。派内で孤立していたのは右翼の荒木万寿夫くらいだった。
山形県の黒金泰美(池田内閣官房長官)は「宏池会の政治は、国民の声を集約して、それを具体化させてゆく」と語っていた。防衛費を「オモチャ」といって不要なものだと斬って捨てた。東大金時計組の一言に、木原はどう反論するか。木原も岸田も宏池会の人間ではない。
衆院解散どころではない。二人で傷口をなめ合ってすむ話ではない。官房機密費に手を出していないか。木更津出身という官房長官・松野博一も共犯者なのか?
2023年6月16日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
内閣官房副長官として岸田政権を支える木原誠二衆院議員(53)が親密な女性A子さんの自宅をしばしば訪れて宿泊し、翌朝、A子さんの運転する車で首相官邸に出勤するなど不倫関係にあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。
安倍側近の腐敗議員のコメント紹介
(岸田文雄首相が首相秘書官を務める長男の翔太郎氏を事実上更迭したことについて)息子さんの問題で、相当いろいろと話題になったというか、ちょっと政権的にもダメージになってしまった。「岸田家」ってやっぱり、非常に一般の人から見ると特権階級的、ブルジョアですよね。日本人はやっぱり家系というか家柄というか、血統というか、なんとなく安心する部分もあるんですよね。
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