一昨日の夜、
胃の具合が最悪で吐き気までも催していたので
仕事の帰りにじじ宅に寄り、
その帰りの足でセブンに行って、
経口摂取出来るようになったら食べるために
おでんを買った。
胃を壊している時に自分で料理する気は起こらない。
冷蔵庫に保管しておいて
食べられるようになったらチンしようと思った。
「おでん下さい。」
「ありがとうございます。
カップは大きいのにしますか小さいのにしますか?」
「大きいので。」
だってでかいものを入れるからね。
小さいカップじゃはみ出てしまう。
「何になさいますか?」
「はんぺん。」
「はい。
はんぺんお一つ。(ピッ)」
まあるくてでっかいはんぺん。
「はんぺんは最後に入れますね。
他の具の下になると潰れてしまいますので。」
「ああ、そうですね。」
「他には何になさいますか?」
「大根。。。。。2個。」
「はい。
大根お二つ。(ピッ)」
セブンは全国的なコンビニだ。
ならば北海道だからと言ってちくわぶが無い筈は無い。
「ちくわぶ、ありますか。」
「ちくわ・・・ぶ?ですか???
あの、焼きちくわならありますが・・・」
「いえあの、
ちくわじゃないんですよ。
ちくわぶ。」
「ちくわぶですか???」
「ちくわぶ。
ちくわでも焼きちくわでもなく
ちくわぶ。」
「あの、それはどんなものでしょうか?」
うっ・・・ここで吐き気がしてきた。
早く帰らねば。焦る。
カウンターの横からおにっちゃんが
会話に参加して来た。
「ちくわぶって、
ちくわとは違いますよね。
ちくわというよりはお団子に近いかな。
ここら辺では売ってないですかね?」
「そうそう。
見た目はちくわ、
食べると味はうどんの塊みたいな。」
こんな夜の夜中に胃痛と吐き気を堪えながら
自分は何をやってるのだ。
正気の沙汰とも思えない。
コンビニの若い衆にちくわぶという食材の形状・性状を
懇切丁寧に説明しているとは。
むかむかしてきた。
何でセブンのおでんにちくわぶは無いのだ。
ぐ・・・・うぐぐぐ・・・吐く・・・
はっ・・早くしてくれ!!!
「お客様、申し訳ありません。
ちくわぶというのは無いみたいです。」
「いいですいいです。
無ければいいです。」
冷や汗が出てきた。
会計を済ませ、足早に店を出ると
おねっちゃんに呼び止められた。
「お客様!」
その緊迫した大声で思わず足が止まった。
「お客様はんぺん!」
通行人が数人振り返った。
「はんぺん!
はんぺんを入れ忘れました!!!」
あああ・・・・・orz
「申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません申し訳ありません・・・・」
ありがとう思い出してくれて。