上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

早春賦・能生谷

2015-04-11 21:42:49 | 瞽女街道を行く

 

 

            能生川の流れと稲架木 背景の山 権現岳,鉾が岳(右) 

 名立谷までは上越市であるが,能生谷からは糸魚川市になる.今日は昨日同様雨模様であるが,予報では晴れるようだ.晴れてくれば能生の特産,能生菅笠の雪さらし(日乾し・菅笠の乾燥と色を白くするため)が見られるかもしれないので,のんびりと撮影しながら能生谷最終集落,西飛山に向かう.

 

              桂谷付近

      桂谷を過ぎる頃には,陽がさしてきて青空の下に源流部の山が見え始める.

 

  

 3日振りのお天道様だが,お天道様の顔を出すローテーションが狭まってきて,春はもうすぐだ!

            能生谷・西飛山

 

 

 能生産の菅笠は冬の間の仕事として,10人程が作り手として,生産しているらしい.私も是非一つ,この菅笠を手に入れよう日乾しされた家の作り手に,購入を打診すると直接は売れないとのこと,農協で売っているというので,帰りがけに店によったが,まだ納品されていないらしく,菅笠はなかった.この手の笠,外国産の笠なら,大分安く買えるのだが,出来ればこの能生谷の菅笠が欲しい.調べると,ネットでも購入できるらしく,値段は,5200円程であった.かっては瞽女が被っていた饅頭笠も作っていたらしいが,需要もなく菅笠よりも一回り大きいし,手間もかかるとあって,今は地元の饅頭笠は生産していないようだ.

 

2015年4月4日取材


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