上越・町家暮らし

主に新潟県・上越市の自然、文化、風土、そして町家暮らしについて書いていきます

瞽女人形を求めて

2019-12-14 12:10:42 | 瞽女人形
 
     記名にごぜどん、かごしま とある
 
 発端は2013年にオークションで買い求めた瞽女人形だった。
 
瞽女の足跡を記録する為に瞽女に関する資料を種々集めたが,なかなか手に入らなかった物が立体としての瞽女であった.平面ではない立体の瞽女,それは土で形作られた人形,多くはないかもしれないが瞽女の人形は存在した筈である。
 
 2013年は瞽女の人形を見つけに福島を始め、東北、信州と人形作家や人形館など尋ねたが、結局、上記の人形以外の瞽女人形はわからなかった。
 
 
 写真角度は違うが、造形も同じに見える。メルカリに出品されていた瞽女人形 鹿児島県の帖佐人形である。色つけ、デザインは同じである。
 
最近、メルカリでこの人形が売りに出ていた履歴を見つけ、ようやく「ごぜどん、かごしま」 の来歴を知る事ができた。
 
 
 
 色付け、デザインは違うが、「ごぜどん、かごしま 」と同じである。画像は現行で売られている「三味線弾」である。盲目の瞽女ではないが、ごぜどん、かごしま と造形は全く同じと思われた。
 
 土人形の型は粛々と受け継がれていたようである。
 
 
瞽女人形ではないが「ゴッタンを弾く人形」ゴッタンとは、
 「ごぜどん、かごしま 」で分かった九州、鹿児島県の瞽女、「ゴッタン」とは、次の項で鹿児島県の瞽女について書いてみたいと思います。