goo blog サービス終了のお知らせ 

ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

Bravo! マルティネリ シャルドネ ジオトニー・ランチ 2008

2013-02-10 | アメリカ/カナダ
Martinelli Chardonnay Zio Tony Ranch 2008

『マーカッシンの醸造家にして、「カリフォルニアのマダム・ビーズ・ルロワ」とも評される名物オーナーがヘレン・ターリー女史。2012年現在、コンサルティングワインメーカーとして、クライアントの大半を退くヘレン・ターリーですが、当年号のマルティネリに関しては、長年のパートナーシップが維持されています。
所在はロシアンリヴァーヴァレー。ボンディ・ホーム・ランチを所有していたボンディ・ファミリーの血筋を引く、故ジオ・トニー氏がかつての所有者。それぞれと縁戚関係にあるマルティネリ家のリーSr.が権利を継承し、現在に至ります。ワインは土着の野生酵母による自発的発酵で、セブン・ミュールズ同様、熟成では75%まで使用比率を高めた新樽が用いられます。
市場流通価格が軒並み青天井となるマーカッシンに迫る評価を得ながらも、ほとんどがその数分の一で入手可能なことから、“プチ・マーカッシン”と称されるマルティネリ。』

以上はヘレン・タリーとマルティネリの宣伝文句です。冒頭のマダム・ルロワとも評されるとは、(多分本人は何とも思ってないかも知れませんが)単純に失礼な言い方のような気もします・・・。

まあ兎に角開栓してみましょう。

いやー・・・ これは素晴らしいですね!!!
グラスの足の入り方、開栓時のボトル口からのミネラル感のあるのアロマから期待感がありました。
マーカッシン(仏語はマーカッサン?)を飲んでみたくなりますね。でもまあ、ロシアン・リーバー・ヴァレー同士で、ヘレン・タリーが造り手なら何も変わらないでしょうから、敢えて(毛頭かな!?)3万円も4万円も出す気にはならないです。 (\_\

正直これなら、正月に飲んだKonngsgaad The Judge 2004(PP98)よりもこのZio Tony Ranch 2008(PP95)の方が好みです。こういうパターンは、PPが参考にならない典型かも知れませんね。実は、このジオ・トニー・ランチの購入価格は、コングスのザ・ジャッジの1/4なんです。 (◎_◎;

香りは、
ミネラル感一杯で蜂蜜を含んだフルーツ、低ローストのナッツ、白黄色のブーケ、軽く鞣革etc ・・・文句なしです。
味わいは、
綺麗な酸にのった果実味、白葡萄をかんでいるような、甘酸っぱさで口中が満杯です。バランスは、今まで飲んだカリシャルでは一番いいかと思います。柔らかさ、ミネラル感、厚みのある酸、オイリーな舌触りなど素晴らしい。ヴィンテージから言えばまだまだピークに向かっているのでしょうが、早飲みは基本的に好まないのに、”今が好い!”。

全体の酸とミネラルの硬質感がブルゴーニュと一線を画すのかもしれませんが、わたしはこのワインは好きになりました。やっとと言うと大袈裟ですが、カリフォルニアで、酸がしっかり入った、素晴らしいバランスのワインに出会えました。

このカリシャルでつくづく思えるのは、ワインは、美味いか不味いか。
AOCが何処だとか、畑がどうだの(世界ソムリエチャンピオン戦でも当たって1つ、それでも奇跡!)、価格も関係ないですね。現に、ラベルを見ないで産地を当てて何ぼのものでしょうか。某試飲会のK氏も”そりゃ芸当であって”と言われてますが、全くその通りだと思います。

飲み手が求めるべきものは、価格に合ったワインか、美味しいか、それとも不味いか。・・・ですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

デジャヴ カベルネ・ソーヴィニヨン 2010

2013-02-02 | アメリカ/カナダ
DEJAVU CABERNET SAUVIGNON 2010

これは・・・ (汗)
薬っぽい臭み、自然ではないような補糖したような甘さが目立ちます。ウ~ンこれじゃあ二回目の購入はないかな。

先日のマルク・モレが、2日目がブッショネでもないのに不味い酸が出すぎだし、余りにもバランスが崩れているし、廃棄してしまいました。

それで、興味本位で購入したこのカリカベを開栓。 ・・・あ~こりゃダメだ!!!  *_*;;



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

コングスガード ザ・ジャッジ 2004

2013-01-01 | アメリカ/カナダ
Kongsgaad The Judge 2004

あけましておめでとうございます。
今年もマイペースでいきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年の正月も昨年のKisler1998に続きカリシャルでスタートです。
Rパーカーがヴィンテージ2004の場合は、「この夢のようなシャルドネと対等に渡り合えるものは、カリフォルニアにはほとんど存在しないだろう」と言ったそうで、このヴィンテージは当初PP98-100でしたが、最終的に98に落ち着いたようです。

前置きはさておき、どうなんでしょうね。初めて味わいます。

色調は、
黄金色は濃く、でも樽は感じさせない。透明性の中にオイリーさが見て取れます。
香りは、
ナッツ等木の実の香りが凝集され、蜂蜜が白・黄色のブーケともに漂い、軽く革、ミネラル?というか土香etcが柔らかく、時間の経過とともに強く放ってきます。
味わいは、
酸の弱さが気にならないくらい素晴らしく、果実味と言うかフルーツに隠れているのか気にならない。一方で、あまりにも余韻が長く、口中は美味しい葡萄が一杯で消えていきません。正しく舌の上にのっている感じです。

シャルドネの頂点の一つですね。 *^_^*



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

カレラ ハーラン・シャルドネ 2009 ②

2012-12-20 | アメリカ/カナダ
CALERA CHARDONNAY MT.HARLAN 2009

やはり・・・・・

鮨にも合わない、カキフライにも。樽が苦味っぽさに変わってきてバランスがいまいち・・・・・。発泡もしていて・・・。・_・;
わたしの好みとはかけ離れたワインでしょうか。ま、これでカレラのセラー在庫はおしまいです。 



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

ヴァーナー フォックスグローブ・シャルドネ セントラル・コースト 2010

2012-12-14 | アメリカ/カナダ
Foxglove Chardonnay Central Coast 2010 by Varner

神田のY屋さんでVT09とVT10のこのワインの違いを聞いて、それでもヴァーナーだし、セカンドでも2kだし、試しに買ってみるべ、と思って購入。

お店の方が、フォックスのVT10は酸がきりっとしていないと言っていたが、・・・ましてや上級キュベのヴァーナーとフォックスグローブとは方向性が違うとも言っていたが・・・・・。

なるほど!
確かにきりっと酸がたってない。ゆるいと言えばゆるい。
香味に美味しいのですが、酸だけ物足りなさがある。VT10しか分かりませんが、こりゃ確かにブルゴーニュとは別世界ですね。

冷やすと若干酸がたってきて、ウ~ンやっと少しPP90らしさが・・・ ~_~; 



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

カレラ ミルズ ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2007 ③

2012-10-15 | アメリカ/カナダ
CALERA MILLS VINEYARD MT.HARLAN 2007

相変わらずバランスを崩しています。

香りは、そこそこなのですが、その香りに味わいが雑味もあって付いてきてないですね。まあ、それでも前回よりは余韻が良くなっていますが・・・・・、要するに、良くはないけど悪くはない程度といったところでしょうか。

このワインが、なぜPP95なのか?、よー分からんです。袖の下があったか、評価者の自宅に何ダースかのミルズが届いたのか、飲み手不在の話しがあったのか・・・・・、魑魅魍魎でも出たかもかもしれないですねぇ。  ̄_ ̄ i

ミルズを3本飲んでみて、一番良かったのが最初のボトルでした。じゃあ3本とも同じ畑とは思えなかったのは何故?
ボトル差は、ワイナリーの技量不足?、保管不良?、日本ヴァージョンが違うの?、超軽微ブッショネ?、じゃあまともなのはどれ?、考えると?がいろいろあって良く分からない生産者です。

いずれにしても、白も好みとは懸け離れていましたし、カレラはこのボトルで最後ですので、この造り手とは暫く距離をおきましょう。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

樽が邪魔! カレラ ミルズ ピノ・ノワール マウント・ハーラン 2007 ②

2012-05-30 | アメリカ/カナダ
CALERA MILLS 2007 PINOT-NOIR MT.HARLAN

前回飲んだのが1年半前の2011年11月でした。
その時にも、妙に樽が利いてて邪魔してたのを思い出しました。好みから言って、このMILLSの葡萄の場合は、樽を使うべきでない(せめても古樽が精一杯)と思います。その樽が、果実味の味わいも邪魔していますし、何のメリットもないです。

カリフォルニアのVintage2007であれば、全体がミネラルや酸、タンニンで強ければ樽もいいかもしれませんが、そういうワインではないのではと思われます。パーカーは、カレラに下駄を履かせるので、とてもじゃないですが、PP95というのは出しすぎでしょう。現時点では90-91程度で、ピークでも91-92程度でしょう。 ・・・・・こういう評点事例は、まったくのPPの悪い例ですね。

香りは、
ニンニクっぽさがある生肉(決してブではありません)、青草っぽいピーマン(CSではないのに!)。ブーケは???(ない!)です。こうして記載しているだけで好みでないなあって・・・・・。
味わいは、
1年半前のときのほうがバランスが取れていました。普通は、年数と伴にみるべきところや、バランスがアップしてくるものですが・・・。タンニンもうっすらあるのですが、優良年の5年物にしては弱い。同様に酸の入り方が弱いので物足らない。故に全体的にパンチが弱い。

そこそこ美味しくいただきましたが、95以上であれば、カリピノってこんなものではないでしょう?!



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

W.H.スミス ピノ・ノワール ソノマ・コースト 2008

2012-03-17 | アメリカ/カナダ
2本買っていた残りの「クリスチャン・ビネール ピノ・ノワール キュベ・ベアトリス 2008」を開栓したのですが、随分久しぶりにブッショネでした。
香りが全くなく、一口飲んでみて、酸だけがあって果実味なし。完全にバランスが崩れて、明日まで置いておけば明確になるのでしょうが、丸々廃棄しました。 (T_T)
当初はスクリュープルで開栓しようとしたのですが、2、3回転でコルクが潰れそうになったので、ラギオールで抜きました。結果的には、今回のブーちゃんは、酷くはなかったのですが、まあ値段的に安いコルクを使っていたのでしょう。1本目のときに危なそうに感じたことが2本目で現実になりました。


仕方ないのでもう一本開けたのが、2008 SONOMA-COAST PINOT-NOIR by W.H. SMITH

ショップの謳い文句ほどビックリするほどの売り切れは予想できないのですが、ストックリストを見るとありゃま! 2,800円税込ですのでまあまあか。

開栓当初は、ビオ的に香りが篭っていて、そのまま味わいに反映されていました。香味に、酸が控えめで、甘ったるさが余韻にまであって補糖しているようで、好みのタイプとは言いづらい味わい。

これで、瞬間蒸発(謳い文句)するって・・・??? 思うに、出来栄えがいまひとつで、でも価格暴落を防ぐ意味でアメリカ市場では流せない。そのようなニオイがしますね。もしそうであれば、日本人もなめられたものだと思ってしまいますね。

まあ、たぶんVintage2007のカリピノなら、もっと違った出来栄えだったのでしょう。農産物は、人と天候とテロワール、どれかが欠けると微妙にバランスが崩れるんでしょう。・・・と価格を忘れて、そこそこ美味しいのに言いたいこと言ってしまいました。造り手さんゴメンナサイ m(_ _)m

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村



ポール・ホブス クレセンド カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレイ 2006

2012-02-29 | アメリカ/カナダ
CRECENDO CABERNET-SAUVIGNON NAPA VALLAY 2006

樽が適度に残ってますが、このクラスではいい塩梅です。このまま熟成しても余り変わらないでしょう。購入価格2,900円税込でしたので、余り飲んでないのですが、そんな中でもナパのCSはそれなりに美味しいですね。

にしても、サッカー日本代表のウズベキスタン戦は、事情がどうであれ、情けなかったなあ!!

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村



Kongsgaad The Judge 2004 という怪物ワインに思う

2012-02-04 | アメリカ/カナダ
(長文につき、興味なければ読み飛ばしてください)


『1976パリ事件とは、一体どういうことだったのだろうか?』

事件は、文献は記録として残っていて、読めば”あーそうだったのか”と思うかもしれない・・・・・
でも、体感はできない。肌身で感じないと理解できてない、要するに”飲んで何ぼのもの”とワインの世界では言われますが・・・・・・・・・・

フランス駐在していた頃には、パリ事件は、にわかに信じられなかったことは確か。何故なら、日本人はもちろん異邦人であるのですが、フランス間借りの駐在員としては、住めば都で、「セパージュのシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨン等の原産地のフランスが負けるはずがない」と信じて疑わなかった。

思い返せば、駐在時代に初めてワインにふれて、当たり外れに焦れて、何で?という思いからハマッていった遥かなるワイン道の入り口は、ありきたりかも知れませんが、唯一聞いたことのあるサンテミリオンからでした。そしてその後、右岸から左岸へ。何度か右岸も左岸も現地にも出向き、そう、あれはポイヤックのCaveに入って、一瞬目を疑ったのがLa Mission Haut Brion 1977がプロモーションで菱形に切り分けた棚の一枠分にあったラ・ミッション1977を全部買い占めて持ち帰えり・・・・・200FF位(当時レートで4,600円)だったか失念?!・・・あのピンク色の色調の美しさと薄さに驚き、染み入る味わいに驚き、しばらくはボルドー命の時代が続きました。

次に、ブルーゴーニュと南北ローヌ。最初はブルの単一品種の味わいに戸惑い、美味しさが分からない小僧時代が続きました。この頃知ったのがワイン会なるもの。そして自分にとって運命的出会いをしたDRCのグラン・エシェゾー1989。あの獣臭に鳥肌が立ち、味わいにショックを受けて、それ以来エシェゾーにある種の憧れを持つようになった。でも、よく考えてみれば、それはまだまだの井の中の蛙で大海を知らなかった。

そしてローヌ。南ローヌのBeaucastel Blanc VV 1997の出会いは、NOELのワイン会Espace-Vineuxが16区のビストロA&M(福山シェフ:アピシウスのセカンド店)で開催され、ジビエ料理の鳩に合わせての料理とワインの所謂「Mariage」を知り、Beaucastel Blanc VV が欲しくて、凱旋門程近くのフレンチレストランの帰りに偶然見つけた特約店Le Repaire de BacchusのParis市内の全店を回って、Vintage1997のVVを買い占めました。と言っても、結局1997は都合7本しかなかったけか。それから、赤も美味しいことに気が付き、赤も集め始めてローヌ優良年だった1998はダースで、2000年まで毎年集めながらも、いろいろな造り手を知り始め、そう、まだまだ有名どころばかり。そういや、この頃は、Beaucastelがクラスマンで南ローヌ唯一の三ツ星だとは知らずに、味わいだけで気に入ったワインとして集めたものでした。

・・・・・・そして

パーカー・ポイントを信じる信じないは個人の問題としても、私の場合は中程度と言うのか、参考にしている。いったい世の中に同Vintageで何本ワインが存在するのか。まず、この問題に答えられる人はいないはずかな?。私が知っている(サンテミリオンのOffice Tourismeで貰ったシャトー地図で実際に数えました)サンテミリオンだけでもシャトーが当時で850ほどのシャトーがあった。ではフランスだけで、シャトーやドメーヌだけで一体いくつあるのか。じゃあ、イタリアでスペインでなどと考えたら、ワインは世界中で造られているのであるから、恐らくではなく、間違いなく、約という扱いで千単位くらいのカウントしか分からないのではと思う。

であれば、方や人一人が1日1本飲んでも365本。世界チャンピオンを目指すソムリエでも、TVで見た、世界ソムリエチャンピオン戦に挑戦しているMソムリエの話では2,000本/年。この数字を鑑みれば、必然的に、PPは参考値に使った方が論理的には自ずと良いワインに出会える確立が高くなるのは自明。(当たり前か!)

・・・ここまでは昨年までの話

今は、以下の二極の使い分けをしている。
◆手に入らない、PPも95超で自他共に認められるワイン
◆2,000円を超えない(稀に3,000まで)のワインで通が普段のみで愛飲するワイン

所謂ワインはピンキリ。普段飲みは、通と言われる人が愛飲するデイリーなワインで十分。そういうワインを探して、Stockして、熟成させれば、きっと完全ブラインドでは1万円等のワインと区別付かないだろう・・・・・ちょい言いすぎだが。

で、そんなことを思いつつ、意識的にNapaのワインを余り飲まなかったのだが・・・・・
Kistlerを知っていても買わなかったし、KonngsgaadもThe Judge を知っていても(当時は価格的にも)買わなかった。

そんな思いがある中で、KistlerのVine-Hill1998(PP98)は凄かった。その味わいにずっと以前に知ったパリ事件をふと思い出し、”これか!!”って疑似体験できました。それ故に、コングスのThe Judge 2004を見た瞬間、買ってしまったのは仕方なし。仲良くなった販売店の社長曰く、「コングスとマーカッシンはキスラーよりもう一段上」とのこと。まあ(恐らく)PP97、98以上は100点ワインも差はないでしょう。

Beaucastel Blanc VV 1999 がPP97で素晴らしく美味しいと思ったのですが、実は、Vine-Hill 1998はその上を行ってたのです。だから、なんじゃあこりゃって思いもあって、ブログコメントを避けてしまいました。そして、機会あって、コングスのThe Judge 2004を買う羽目になった訳です。

世の中の白ワインの頂点を楽しむ日を楽しみに! (*^_^*)v

(最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>)

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

タルラー シラー バルド・マウンテン・ランチ  2006 

2012-01-20 | アメリカ/カナダ
Tallulah Syrah Napa-Vlley 2006 BALD MOUNTAIN RANCHH

優しい味わいのシラー(SR)ですねえ(驚)
確かに若いなりのグリエ香があるのですが ・・・・・全体的にはマイルドな香りです。
色調から見ても抽出もしっかりしているのですが ・・・・・豊満な果実味が一杯です。

と記載して文字ずらだけ見ていると何だか凄いワインっぽく見えるかもしれません。 が、SRの割りに若いVintageでも美味しく飲めるのが不思議といったところです。セパージュのSRのOriginは確かにFRですが、ナパのワインってFRの例えばCote-Rotieとは全然違って、若飲みが利く事が驚きでしょう。

購入価格は2,800円税込ですから、下手なブルゴーニュやローヌならこのワインには、コスト・バランスで遠く及ばないですね。単純に果実味、Vintageなりのバランス、厚みがあっていいですね。ただ、出来ればあと3~5年程度熟成させればもう一段美味しくいただけるでしょう。

最近、FRファンの自分としては、ナパのキスラーのヴァイン・ヒル1998という怪物ワインを飲んで、決定的にナパも面白くて、このワインのように試していきたいと思っています。  ・・・正直悔しいですが (;一_一)

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村


到着! コングスガード(ザ・ジャッジ2004 シャルドネ2009) ラベ09&ギュイヨン10

2012-01-14 | アメリカ/カナダ
今週は、師走と正月の飲み疲れもあったので、1週間の休肝日としました。
1週間くらいでは余り変わらないかなあ (;一_一)

待っていたワインが昼一で到着し、Kongsgaadは記録写真を撮ってセラーに直行。
  ・・・・・・楽しみに待っていましたので、今夕はSAUMURを開けて見ましょう。
休ませてないので、奨めていただいた方から乱暴だと叱られそうです。
古酒ではないので、Vintageと白と言うことでご容赦を!

<到着便>
Kongsgaad The Judge 2004 * 2
Kongsgaad Chardonnay 2009 * 2
DOMAINE DES GUYONS SAUMUR CUVEE VENT DU NORD 2010 * 1
DOMAINE LABET COTE DU JURA FLEURS 2009 * 1
Herve CHARLOPIN FIXIN 2009 * 4







にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村

キスラー ヴァイン・ヒル・ヴィンヤード 1998 (2日目) + 雅山流 新陰の伝説 極

2012-01-03 | アメリカ/カナダ
キスラーを2日目に少し残してみました。

和食というより、おせちの鰯の甘露煮に合わせてみました。
たっぷりの蜂蜜や完熟マンゴ・リンゴの果実味に・・・・・まあ、甘露煮の甘み(水飴)の分だけ、和食に合わせ易かったというのが単純ですが、正解でした。

(家庭用冷蔵庫から出したのでグラスに白く霜が付着)


さて、キスラーに対抗できるとは思ってないのですが、清酒の”雅山流 新・陰の伝説 極” 写真の小分けボトル(東洋美人372(畑の地番))をいただきました。

流石に、和食に合わないはずがないというか、甘み・酸味・ドライパイナップル等フルーツの香味・深み・バランスに、白ワインの対極にあるこの現代風造りの清酒の本領発揮ですね。
 ・・・旨いです。

まあ、正月早々から、好いワインと好い清酒の競演って贅沢も時にいいものです。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村


怪物! キスラー ヴァイン・ヒル・ヴィンヤード 1998 (ロシアン・リヴァー・ヴァレイ シャルドネ)

2012-01-02 | アメリカ/カナダ
KISTLER VINE-HILL VINEYARD RUSSIAN-RIVER-VALLEY 1998

開栓の時から香りに・・・ 一口目の味わいから・・・
この怪物ワインを寸評するにはおこがましくて・・・・・もう何も言うことがありません。


情報として、PP96-98で、このVintage1998では、キスラーのフラッグシップのキャスリーンよりもPPが上だったと記憶しています。

白ワインに求める最終形とだけは言えるでしょう。
白ワインを好まない家内をして、”(力込めて)これ、美味しいねえ!!”と白ワインで初めて言わしめて、ニンマリしてしまいました。

個人的に、赤よりも白の方が難しい(と思っている)のですが・・・・・いきなり、2012BESTの白ワイン(だろう)ものをいただいてしまいました。
コンペティションで、アメリカワインがフランスワインに勝った謂れはここにありますね。

FRファンとしては、ただただ造り手に脱帽です。 <(_ _)> (*^_^*)v

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村


 (クリックで拡大できます)

ピラー・ロック カベルネ・ソーヴィニヨン スタッグ・スリープ・ディストリクト 2002 (3)

2011-11-16 | アメリカ/カナダ
PILLAR ROCK CABERNET-SAUVIGNON 2002 STAGS LEAP DISTRICT

このボトルで最後の スタッグ・スリープ・ディストリクト Vintage2002
やはり、このワインは峠を過ぎたところですね

最初に飲んだボトルで、CSの割りにちょっと滓の付き方が早いなあというワインでした
アメリカの赤というかCSをいろいろ飲んでいるわけではありませんが・・・・・
まあ、ボルドータイプとは全然違いますね

でも、それなりに3本とも美味しく飲ませてもらえました・・・・・合唱!

香りは
まだまだALC臭に支配されています
中でも紫系のブーケがいいですね
CSの青臭さも殆どなくて
乾いた鞣革がホンノリ程度で、下草香もホンノリ

味わいは果実で一杯!
フランボワーズと言うよりフレーズ(完熟イチゴ)、樽も余韻にかけて出てくる様もいいですね
前回の2本目に比べると随分良くなりました・・・・・ボトル差ですね
家内がスモークチ-ズを切ってきたのですが、合わないかなと思っていたのですが・・・まあまあか

現時点での結論としては
アメリカ産のワインってAOCがイメージが出てこない
 ・・・・・ピノもそうだったけか
最大の根拠は味わいが華やかさではないだろうか (?_?)

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ
にほんブログ村

にほんブログ村 酒ブログ 今日飲んだ酒へ
にほんブログ村