豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

北海道新幹線開通の「祝」をトンネルマン捧げる…北斗市

2016-03-26 16:23:47 | ファース本部

好天に恵まれて北海道新幹線の開通記念日のイベントも盛況に開催されました。
一方では、開通後の費用対効果や在来線の活用問題なども山積しています。
しかし国土の均一活用は、日本国憲法にも合致するとの意見もあります。

新幹線と高速道路は、時代変動や外部環境に左右されることなく北海道から九州までを背骨のように縦断させる事は、極めて当然だと思われもします。
先日訪問の北陸新幹線の金沢駅は、新幹線効果で観光客が三倍増になり、ホテルやショッピングセンター、タクシーなども盛況状態となっています。
その新幹線が開通した地域にどのような効果をもたらすかは、当該地域の裁量です。

私は、10代だった昭和40年に青函トンネルの北海道側の縦抗トンネル(先端トンネルを掘る工夫を送り込む孔)にケーブルカーを吊るすトビ職の仕事で関わりました。
多くのトンネルマンの方々との付き合いもありました。

彼らは、全国各地から集まった腕利きのトンネルマンです。
彼らは、新幹線を通す世界一の海底トンネルを掘ると、気概と執念を持っておりました。
あの穴から入り事故で亡くなり、帰らぬ人になった顔見知りのトンネルマンもおります。

当時は、総工事費1億円の工事で1名の犠牲者(事故死亡)がでる統計がありました。
青函トンネルは、34名の犠牲者を出しましたが、黒部ダム工事の100名の犠牲者に比べると工事の難易度や総工費からみても少なかったみることも出来ます。

ともあれ、「新幹線を通す海底トンネルを掘る」の一念で穴に入って行ったトンネルマンのあの眼差しを今でも脳裏に焼き付いています。
皆さんが掘った青函トンネルは、北海道と本州を行き来する人を乗せた新幹線が疾走を。
青函トンネルを掘ったトンネルマンの皆さん、おめでとう!!!

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