豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家の熱容量とは…北斗市・本社

2024-06-28 17:25:21 | Weblog
家の熱容量とは…北斗市・本社
住宅の外側に充填した断熱層の内側に存在する物体は、その全てが蓄熱材となります。
家づくりの際に、柱や間柱、桁や梁など外側に断熱層を設けるのを外断熱工法と言います。
一般的なグラスウール断熱材などを充填する方法は、内断熱工法なのです。

外断熱と内断熱のどちらが良いか、悪いかなどの論争もあります。
いずれも一長一短があるのです。
外断熱は、構造躯体外側に断熱材を取り付けるため、柱や間柱での断点がなく、連続した断熱層を構成出来て、その面では優れています。
内断熱は、断熱材の約8倍の熱を伝える木材部分が熱橋になることが泣き所と言えます。

外断熱は圧倒的に熱容量が大きくなりますが、施工技術には精度の高さを伴います。
外断熱は、熱容量が多くなった分だけ、室温が外気温に影響され難くなります。
昼間の太陽熱を溜め込み、夜間でもその恩恵を受けることが可能となるのです。
一方で暖房や冷房では、快適な温度まで達するには相当なエネルギーと時間を要します。

また外断熱は、断熱材のビス長さや、下地強度、施工技能などを吟味する事が必須です。
その点で内断熱の室温は、冷暖房の熱を発した時点から早い時間で設定温度に達します。
私達の「ファース工法」(画像)は、室温を快適な温度にするため相当な時間を要します。

断熱層の内側にある物体の「比熱」(例えば木材の比熱0.27、石の比重0.24)×「比重(例えば水の比重1.0、石の比重1.8)×「体積」×「温度」で特定します。
つまり木材、石膏ボード、一般建材、潜熱蓄熱材などで約9,000kcal(7.7kw)を蓄熱します。

これは部材1度あたりの蓄熱量で、キープした室温は、1度の上げ下げに要する時間が2.6時間も掛かることになります。
これを上手に活用すると、省エネでクオリティの高い冷暖房空間を構築できます。

「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」


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