豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくり湿度管理の難しさ…北斗市・本社

2024-08-11 16:31:14 | Weblog
家づくり湿度管理の難しさ…北斗市・本社
住宅を暖かくするには、熱伝導率の低い断熱材を厚く充填、加えて隙間のない気密性能をあげることで実現できます。
この暖かい家では、必然的に湿度が低くなります。

気温は、湿気を抱える器となっておりますが、湿度を%の割合で表記しています。
温湿度計を日当たりの良い場所に置くと、湿度計の数値は低い値を示します。
同じ部屋でも日の当たらない場所に移すと、数値が高くなります。

私は、暖かい家の何処でも同じ湿度になるよう「調湿」機能を持たせるようにしました。
この高温多湿の真夏の時季においても、湿度を一定化できるのです。
加湿器や乾燥機を設置する機械的な手法ではなく、乾燥剤に用いるシリカゲルを使います。

「ファースシリカ@」と云う専用部材で富士シリシア化学と云う会社がリクエストに応じて開発し、このファースシリカを40坪(132㎡)の住宅で約200㎏を床下に敷設します。
ファースシリカ200㎏では、約160リッターの水を溜め込むキャパシティがあります。
この160リッターの水の吸放出の機能で家屋内全体の調湿を行います。
それには、極めて高い断熱気密性能が伴わなければ実現できません。

気密性能もポリフィルムを張って一時的に作り出した気密でなく、独立気泡率を極限まで高くした樹脂スプレー発泡断熱材を使います。
倉敷紡績(クラボウ)の原液製造技術、クラボウケミカルワークスの施工技能、富士シリシア化学の技術対応力が合致して出来たモノです。

画像は、今日も実施している「ファースの家」体感見学会です。
私の隣が事業推進本部、四国九州担当で手伝いに来た冨田武美君、ハウジング事業部フクチホームの岩山不二夫君、事業推進部でSNS広報担当の柳田湧弥君です。

今日の北斗市は、外気温30度、湿度75%まで上がりましたが、内部は25度、55%に保持されておりました。極めて快適な空間ですが皆で苦労した甲斐があります。

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