豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

賢明な工務店経営は設計と施工の区別を…札幌市内

2012-08-22 19:54:52 | ファース本部
「当社は設計やプラン相談を無料で行います」このようなコピーを見掛けることがある。
当社のハウジング事業部にもハウス・プランナーと云うスタッフがおります。
しかし、小規模工務店では建築士を社員として雇うことは大きな負担となるのでしょう。

賢明な工務店の多くは設計や企画などを専門家にアウトソーシングしているようです。
建主さまの希望を聴いてエスキスと云われる平面プランと立面の概要が出来た時点で設計事務所に後を任せる方法です。家が出来あるまでには、このような作業の他に確認申請が必要です。
更に長期優良住宅やフラット35sなどを活用すると複雑な書類が必要です。

特に構造計算書や温熱計算書、換気量計算書式などを添付しなければ、確認申請手続きが出来なくなる場合もあります。工務店経営者は、このような建築基準法に伴った作業に奔走するのでなく、建主さま対応や現場管理、協力業者への配慮など遣る事が沢山あります。

アメリカでは殆どのビルダーが、設計業務を専門家にアウトソーシングしております。
その方が、はるかに経営効率が高いからなのでしょう。
我国では大手ハウスメーカーが、「設計料金は無料」とのコピーで受注するようになります。
それからは、紙に絵や数値と字を書く事に費用を掛ける事が「無駄な事」のような捉え方を。

建築基準法は毎年、何処かが変わり、補助金制度やエコポイントのような制度もコロコロ変わります。設計事務所はこの専門家でもあり、詳細設計のプロでもあります。
私達よりは、はるかに専門的な技術や情報、ノウハウを持っています。

今日は弊社札幌事務所に札幌市内で設計事務所を営む「株式会社 北工房」の社長、栃木渡さんに訪問を戴きました。栃木さんは、「NPO法人 住宅110番」のレギュラー回答者でもあります。
地域工務店さん向けの設計支援を行うための意見交換を行うことが出来ました。

賢い工務店経営の仕方の中には、設計業務のアウトソーシング化がありそうです。
栃木さんには、ファース工務店経営者の方々との意見交換会を行う機会を作って戴きたいものです。
さて、今日も猛暑の札幌でしたが明日は仙台です。
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