豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

豊かな森は一本一本の樹木で…北斗市~函館空港~セントレア空港~福岡空港~博多

2012-09-06 21:02:13 | ファース本部
私達の住宅業界の全体像で見ると、少子化現象が影響して着工数が減少しつつあります。
いわゆるマクロ的な見方をすると住宅を量産するハウスメーカーなどは、抜本的な対策が必要となるのでしょう。家を売り続ける時代の終焉です。

しかしながら、人の暮らしが存在する限り、住宅産業の仕事が無くなってしまうことは絶対にありません。居住空間での人の営みで、その空間を包む建造物は確実に劣化し、或いは破損する場合があり、何れは建替えを行う時期がやってきます。

住宅業界をマクロでみると量産メーカーの大不況到来と見るべきなのでしょう。
しかし、地域の工務店に焦点をあて、ミクロで見ると遣るべきことを遣っている工務店は、堅調な受注形態を保持しているのです。
住宅業界全体を「森」として見るなら地域工務店は「一本の樹木」として見るべきであろう。

豊かな森を形成しているのは、一本、一本の樹木が織りなっているのです。
木々の間にこぼれ日が差し込み、その陽射しによって樹木の種が育ち、長い期間を経て大樹となるのでしょう。木々の表情や育成状況は、豊かな森の根源をなすものです。

本来、家づくりではやってはいけない大量生産と大量消費と云う時代の潮流に翻弄され、この住宅産業と云う森は、荒廃してしまったようです。
私達、地域工務店経営者は、この荒廃した住宅業界を豊かな森に造り変えて行く使命があるように思われます。

今日は、函館から九州に移動中に書いたコラム原稿の一部を書き認めました。
写真は夕暮れ迫る福岡空港に到着して撮った外の様子ですが、空の色が北海道と異なる気がします。
函館、名古屋、着いた博多も気温は何処も一緒のようでした。

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