豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

今の悩みなどは小さなもの…函館~北斗市

2009-05-11 18:24:48 | ファース本部
私たちは、毎日、毎日よくもこんなに悩む事が多いものであるが、よくよく考えてみると何とも小さくて、ちっぽけな悩みばかりのようです。
悩んでいた事を解決した時に、その程度の低さに気付く事があります。

何故にあんな小さな事に悩み苦しんだのかと思わず苦笑いをする場合もあります。しかし、我々人間は、自らの生き死にや、国家の存亡などのような大きな試練が襲った時は実にしぶとい対応ができるようです。

私達人類は、世界大戦や巨大地震などを何度となく体験してきたのです。
そのような時、両親や配偶者、さらには最愛の人との死別を体験してきた人もいるのでしょう。また予想もしない不運に見舞われたり、大病をしたりする場合があります。

人生はとても過酷な道のりなのです。ところがこのような危機に直面した場合、いっそう生きようと言う気概を持つようです。つまり、我々人間は、大災害などの大危機ほど強かな抵抗力を持っているように思われます。

このような人生の過酷さに比べると、取るに足らないような日常の小さなトラブルや、アクシデントに遭遇すると、砂の器のように脆くなってしまうようです。
人は、人生の過酷さに耐えても、些細な心の傷(憎しみ、嫌悪、嫉妬、羨望、恐怖)のために絶望し、心の病にかかり、閉じこもったり、うつ病になったりするのでしょうか。

「今、この苦悩が人生を左右するようなものかどうかを胸に手を当て、ゆっくりと考えてみたらどうでしょう。」実は、とんでもない些細な悩みなのであるようです。
これは今日、家庭裁判所の調停室(写真)で調停当事者に、語った一言を記述しました。

ところが、生涯にわたり自分や家族を身を委ねる事になる家づくりは、家が出来てからでは、改修や遣り直しなどと、費用的にも心情的にも大きな悩みとなります。
設計段階で多いに悩むべきであり、これはとても楽しい悩みなのです。

今日は午前が家庭裁判所の調停業務、午後は研究開発室で断熱ガラスの実験を行っていました。今日の北斗市は、朝からシトシトと意気地の無い春雨がそぼ降っています。

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