豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

自分勝手な正義と云う理屈…北斗市

2019-12-31 12:48:32 | ファース本部

鷲(わし)と鷹(たか)は、どんなに飢えていても、お百姓さんが汗して育てた穀物の穂をついばんだりはしないそうです。
昔から鷹とか鷲は正義の象徴であると言われ、徽章などに鷹などが使用されます。
写真はドイツ イーグル国旗です。

組織の中で思い責任に在る人は、まさに鷹、鷲のような行動が求められるのでしょう。
先般は日本郵政の経営者が傘下の「かんぽ生命」が顧客に不利益を与えるような強引な勧誘行動を行ったとして行政指導を行い、経営陣が総退陣した事案がありました。
ガバナンスに大きな緩みあり、法令順守(コンプライアンス)を逸脱していたそうです。

日本郵政が民営化されてからは、高級官僚の天下り先の巣窟とも揶揄されておりました。
一頃は、高級官僚のが「渡り」と云われる天下り先を転々と転職し、そのたびに退職金を受け取ると行為があり、これは回りまわって一般住民が支払う羽目になっていたのです。

私達企業経営者において粉飾決算や不正表示などは、コンプライアンスを無視した行為であり、露見すると一気に企業破綻などの存亡の危機に立たされます。
「衣食足りて礼節を知る」との諺があります。

鷲や鷹は腹をすかしても義を重んじましたが、その経営者や政治家は肝に銘じるべきです。
鷲や鷹のように義を重んじ、その上で社会貢献する事が正義を貫いていると云えそうです。
正義とは自分勝手な正義ではなく、万人が納得する行いでなければならないのでしょう。

ともあれ、正味七ヶ月間の令和元年も今日は大晦日、明日からこそ誰もが納得することのできる「正義」をまっとう出来る令和2年を迎えましょう。
どうぞ挙って良い年をお迎えください。

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