豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

「義」を重んずると…北斗市~函館空港~関西空港~京都

2009-06-02 21:04:43 | ファース本部
NHK大河ドラマ「天地人」の31日放送分で、徳川軍勢に攻められ窮地に立った真田軍は、越後の上杉軍に助けを求め、援軍の代わりに人質を差し出す事になります。人質となった小大名の息子、真田幸村は、直江兼継に対して所詮人質だと開き直ります。

上杉の家臣、直江兼継は、人質の幸村を真田へ帰しても援軍を送ると約束します。「騙し騙されながら生き延びて来た」と言う真田幸村は、人質解放は援軍拒否の証しだと不信感を募らせます。しかし直江兼継は約束を守り、上杉軍の援軍で真田を勝たせます。

直江兼継は、人質の有無より大切なのは「義」なのだと説きます。
人を信じる事の無かった幸村は、以後、兼継を師匠と仰ぎ、互いに名将としての名声を高めて行きます。
「義」とは、道義、徳義、人道、大倫、倫理など、総合的な意味合いだと言う事ですが、つまり、「人の道」を進もうと言う事なのでしょう。

人を信用する事でこそ、人に信用して貰えると言うのも「人の道」だと思われます。
人を騙して徳を積む事などは絶対にありません。また騙して得をしたとしても、その得は、一過性であり、その「得」が「徳」になる事など絶対に無いと言い切れます。

「義」を重んじ、人の道を堂々と歩み、その「義」を踏み潰す者がいたら、それもまた甘受しようと言うのが、歴史に名を残した上杉の重臣、直江兼継の人生哲学だったようです。
小手先で細々と細工をするよりは、正々堂々と王道を歩んだ方がはるかに活き活き溌剌とした、悔いのない人生になりそうです。

誰もが「一人一生涯」の人生なのですが、その一度きりの大切な人生は、いまこの時も刻々と自らの生命の終着点に近づいています。
だからこそ、こそこそせず、誰にでも見せられる堂々とした時間を過ごす事で、「義」を貫いたと畏敬される人生となるのでしょう。

政治の世界では、衆院の解散時期を廻って駆け引きが行われているようです。
政治家は、国民に対しての「義」を貫いて戴きたいものです。
今日は函館空港から関西空港への直行便で大阪、そして京都にやってきました。

写真は関西空港駅の駅舎を撮ったのですが、くすんだ空の色はまさに梅雨空の色です。
明日の午前は京都府宇治市を訪問。午後は大阪で講演後、滋賀県に移動します。
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