歪んだ複写／松本清張

40年前の作品なので今更という感じですが、読むものがなかったので読んでみました。
とくに面白いというものでもなく、お薦めもしません。
興味深かったのは解説です。
解説の小松伸六が「犯人はカイダン」というナゾにみちた言葉が、推理の過程ではあまり生きてこなかったことがちよっと残念であるというコメントをしています。
最近の作品の解説には、否定的、批判的なニュアンスのコメントが書かれることを目にする機会がほとんどないだけに、大御所相手にこのコメントにはちょっとビックリでした。
評価★☆☆☆☆