まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ツバキの重さ

2018年03月24日 | 日記

いよいよ桜の季節になりました。
今週末はどこもかしこも花見騒ぎでしょうか。
まあ、桜もいいですが
この季節は春の花たちが一斉に咲き誇ります。

街路樹のツバキも満開です。
ツバキの花には何百、何千という品種があるそうですから
これが何というツバキかはわかりません。
でも、見事な八重咲きのツバキで豪華な印象ですねえ。

  ♪ 椿咲く 春なのに あなたは帰らないィ~

ツバキの花を見ると決まってこの歌を口ずさみます。
確かチョー・ヨンピルでしたか・・
彼はどこへ行ってしまったのでしょうか。〈笑〉

花びらがもう散り落ちています。
サザンカは花びらがバラバラになって散りますが
ツバキの花は雌しべだけを残して
こうやって花がまるごとポトリと落ちるんですよねえ。
私だってそれぐらいは知っています。

昨日、お掃除中にツバキの花を拾いました。
これは一重だったのでヤブツバキの一種でしょうか。
持ってみてちょっとビックリしました。
意外なほど重量感があるというか「持ち重り」がするんです。
花の「重さ」なんて考えたこともありませんでしたが
へえ!なんて妙に感動してしまいました。

母が生きていた頃・・・
庭のボタンの花を掌に乗せてやったことがありました。
母は盲人でしたから花を見ることが出来ません。
せめて感触だけでもと手に触らせてやったのですが
母は「重い花だねえ」と感心しきりでした。
短歌が趣味だった母は
確かその時の感慨を短歌に詠んだと思うのですが
それがどんな短歌だったか・・・
親不孝な息子はもうすっかり忘れてしまいました。

花にも重さがあるんですよねえ。