金華サバをご存じだろうか。
石巻漁港の沖合、金華山という島の周囲だけで獲れる
大型の真サバのことである。
たっぷり脂がのってまるまると太っている。
サバはブリやマグロと同じ回遊魚だが
この金華サバは回遊しない「根つき」のサバだそうである。
大分県佐賀関で水揚げされる「関サバ」が有名だが
この金華サバも負けず劣らずのブランド鯖である。
私はサバの刺身が大好物である。
足が早い魚なので新鮮でないとあたる心配があるが
トレトレピチピチのサバの芳醇な味は
数ある刺身の中でもピカイチだと思っている。
脂がのった金華サバの刺身は醤油をはじくほどだと言う。
うーん、うまそうだ!
サバの刺身もいいが
じつは「サバの味噌煮」も私は大好物である。
なぜそんな話をするかと言うと・・・
最近、金華サバの味噌煮がマイブームで
すっかりハマってしまって昨夜もこの缶詰を開けてしまった。
脂がのったサバのホロホロとした食感といい
味噌の加減といい絶妙な配合で何度食べても飽きることがない。
濃厚なのにサッパリしていると言うのか・・・
先日、「マツコの知らない世界」で缶詰特集をやっていたが
味にうるさいマツコが手放しで絶賛していたのが
この金華サバの味噌煮だった。
もちろん酒の肴にもピッタリだが
ご飯にのせると何杯でもお替りできそうな気がする。
一缶500円と決して安くはないが
せめて缶詰ぐらいは贅沢してもバチは当たるまいと思う。
東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻漁港も
ようやく復興のメドが立って
金華サバ漁もこれから最盛期を迎えると言う。
嬉しいし楽しみである。