ずっと気になっていました。
誰が言った言葉だろう、どこで見た言葉だろう。
いい言葉だなあと思いつつも
無意識のうちにどこかで自分の脳裏に刻み込まれた言葉のようで
思い出そうとしても全く思い出せません。
どうしても気になるので
今朝がたネット検索で言葉を打ちこんでみたら
先日亡くなったばかりの小林麻央さんのブログが出て来ました。
世間で話題になっているのは知っていましたが
私自身は一度も読んだこともないのにどうしてだろうと
思わず「？？？」が三つ。
その言葉は実は真央さんがブログを始めた
１９１６年９月１日の最初の記事のタイトルでした。
彼女はブログを始めようと思った心境を淡々と語りながら
「でも、一度きりの人生なので、
なりたい自分になろうと
決意できたことは
うれしいです。」
と力強い言葉で語っていました。
ガンという病気の陰に隠れてひっそりと生きるつもりだった彼女が
ガンに負けずにもっと積極的に生きたい。
同じ境遇にいる患者さんや家族の人たちを励ましたい。
そう思うようになったのは懸命に治療に当たる医師たちの熱意だったとか。
この決意には夫の海老蔵さんも家族も驚いたと言います。
このブログに関してはさまざまな意見があって
日々励まされる人たちもいれば
やれ「売名行為だ」「自分の病気を切り売りしている」という批判もあって
世の中にはずいぶん意地悪な人もいるなあと感心しました。（笑）
麻央ちゃんは「なりたい自分」になれたのでしょうか。
世の中には「なりたい自分」になっている人は決して多くはなく
私なども「なりたくない自分」のまま
やがては失意のまま死んでいくのかも知れませんねえ。
でも、死ぬまで「なりたい自分」を目ざしたいと思いますねえ。