太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

ポールウォーキング研究(介入後評価)と2010年度卒研

2010-11-18 | 研究室
 本年の8月から9月にかけて実施したポールウォーキングの研究も3ヶ月の介入が終了し最終評価を開始した。デイサービスは、送迎サービスがあるため自宅から頻繁に外出できないような方も多くみえる。地域高齢者を対象にした研究では、ボランティアバイアスがかかります。つまり元気な意欲のある人が参加。しかしデイサービスの研究では、そのバイアスがないわけではないもののかなり抑制できると考える。つまり本当に運動機能向上などが必要な方が対象とした研究である。

 そのような意味では、真のリスク者に近い方を対象にした重要な研究と考えている。しかし、そのため3ヶ月の間に体調不良などで入院をされていたり、11月の計測では寒くて体調を崩すなど、まさに真のリスク者に近い方を対象とている影響も出ている。本研究でポールの介入効果が立証されれば、介護現場で応用可能なまさに効果的な運動といえる。3ヶ月間介護現場で実施できただけでも、応用は可能であることは証明されたと思う。

 さて11月から12月で8日間の計測を行うが、これで4日間終了した。残り4日間無事に計測が終了しますように。ただ、その後莫大なデータの解析が待っている。嬉しい悲鳴である。

 本年度の私の卒研生は3名。テーマは、1)荷重による下肢アライメント変化、2)姿勢の性差、加齢変化、3)姿勢改善運動の効果検証(姿勢変化と膝関節の運動力学的変化)である。私の指導する初期のテーマの絞り込みが甘く多くのデータ解析を学生に強いている。学生はそれに応えてくれている。最終的にはどの学生もやったすべてのデータを発表に使用するのではなく、相手に自分の言いたいことを理路整然と伝えることとしているため、半分ぐらいに絞ることとした。

 1週間ぐらい前には、発表内容は完成し、発表の練習と文献の読み込みに時間をさくように指導したいところだが、今年は私の研究テーマの絞りが甘く最後まで学生を惑わしてしまった。来週月曜日に最終の読み合わせをすることにした。

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