Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

好きなグラスで美味しく

2011-05-13 23:10:18 | フィンランド

赤ワインが大好きで欠かさない毎日。家のみ愛用グラスはペンティック PENTIK。 昨夏ヘルシンキで購入した淡いワイン色。

フィンランドの食器やガラス製品はArabia(アラビア)やiittala(イーッタラ) が有名で、日本でもあちこちで直営ショップを展開している。でもPENTIK(ペンティック)はまだまだ。おそらく日本では入手がむずかしいかと思う。シックで大人っぽくて、私はPentik がいちばん好き。そしてまだ知られていないところが私の自慢!

普段使い愛用のシリーズは、行く度に買い足している。

ホワイトデーにいただいたワイン。「どっしりしっかり重い赤」が好みで、フルボディでもいちばん重く、濃厚なまろやかさでアルコール度が高いものを選ぶことが多い。好きなグラスでKIPPIS! かんぱ~い。


和子さんの手仕事

2011-05-12 22:24:28 | カンテレ

我が家にはカンテレがたくさんある。5弦5台+ピッコロ+ピッコリーノ+バッソ、10弦2台、11弦、16弦、19弦、26弦、36弦・・・。それぞれケースに収まっているが、その多くは和子さんの手作りケース。以前にカンテレテーブルケースをブログで紹介したことがあるが、その使い勝手のよさに、次々お願いしている。

電車での移動が便利な東京では、大きなハードケースは車内や駅、歩いていて嫌な顔されることが多い。また重いので、腕や手が気になる。その点、布ケースは持ちやすい。先日19弦ケースをお願いした。セラピーコンサートのユニット・シーリーム は26弦ハープと19弦カンテレの組み合わせ。いつでもどこへでも出かけられるよう、「縦型ショルダー・防水」の条件で、あとはおまかせ。お得意のコンピュータミシンの刺繍も添えてくださるので、どんなケースが届くのかとても楽しみにしている。

36弦も入るしっかりケース

その日の服装にあわせてカンテレケースもファッショナブルに。

和子さんの手仕事は、カンテレケースだけではない。毎日持ち歩いているデジカメケースが汚れてきたでしょう、と新しいものを作ってくださる。また昨年フィンランドで好評だったとお伝えしたら、「是非さしあげて」とたくさん用意してくださった。

 先日の新しいカメラ にも、早速「どうぞ」とお届けくださった。大きいカメラは重いからとしっかりした裏地までついている!

 

和子さんは、カンテレ仲間のともこさん の幼なじみで、「和子ちゃんに作ってもらった」と色々見せてくださる。「ついでに作ったので」とくださる袋たちは、カンテレのチューナー、調弦用品、ランチバッグ、ペットボトルケース、エコバッグ、旅行用アクセサリー入れ・・・と数え切れないほどの<和子さんバッグ>に囲まれている私。お針仕事が嫌いな私には<なくてはならない存在の和子さん>に感謝の日々。


大オルガンを100円で聴く

2011-05-11 23:10:44 | 音楽

<ルーシー>の愛称で親しまれている、横浜みなとみらい大ホールのオルガン。毎月1回(原則第4木曜日)ランチタイムに「1ドルコンサート」が行われている。1ドルまたは100円で、オルガンコンサートが聴けるなんて!

第154回オルガン1ドルコンサート~ルーシーがみる“夢”~

日時:2011年5月26日(木)12時10分開演(開場11時30分)
場所:横浜みなとみらいホール・大ホール 
演奏:小清水桃子(パイプオルガン) 


休日出勤のお弁当:「GW」

2011-05-10 20:14:42 | 音楽療法

長いゴールデンウィークも終わり、日常に戻った今週。といっても私はほとんど仕事、お休み中の在宅は1日のみ。夫は最大の10連休だった。

手作りお弁当・デザートつきをふるまったGWの出勤はPT(理学療法士)2人と私。私のささやかなご褒美お弁当は、Hさんは2日続けて、そしてNさんとAさん。

みどりの日

(主食はトマトソース味のパスタ)

 

こどもの日

(主食は朝焼きたてのくるみパン、お肉は3人分)


音楽療法士のつぶやき

2011-05-09 20:29:30 | 音楽療法

音楽療法で現場ではさまざまな楽器を使用する。出席の皆さんはメロディ楽器や大きな楽器から小物楽器まで、流れに沿って、またもてる機能や目的に応じて楽器を使いこなす。音楽療法士の私はだいたい鍵盤楽器を弾き、全体を声(歌)でひっぱる。

この1年、ずっと手腕、特に右側の不調に悩まされてきた。よくあることだが、こんなに長いことおかしかったのは初めての経験。診断は<腱鞘炎>、長年の疲労蓄積と弾き方がおおいに関係あるが、楽器の種類も影響することが最近わかってきた。結論からいえば「やっぱり電子楽器(キーボード)は無理がある」


ピアノは鍵盤に重さもあり、鍵盤のおさえ方で音の調整ができる。音色や音量、強弱や表情まで両手別々の動きが可能で、とにかく自由自在に表現できる。ところが電子楽器のキーボードの調整機能は私自身の手ではなく、ほとんどが電気(電源)にあり、表現はかなりむずかしい。

幸い仕事場の施設内は全フロアに合計6台のピアノがあるので、<ピアノの先生>ともよばれるくらいピアノを弾いていることが多い。しかしピアノはどこにでもあるものではない。むしろ今の環境が恵まれすぎているというか・・・。出先のグループホームやクリニックデイケアではキーボード、ピアノタッチのいいものを購入しているが、それでもピアノとは違う。

キーボードは最低週3回は弾いている。歌っていただきたいから、こちらも熱くなる。メロディーをひっぱりたいから、右手が頑張る。わが身の故障を忘れてしまうので、終わってから「しまった! またやっちゃった!」 こんな繰り返しが、蓄積疲労の腱鞘炎になるらしい。

湿布したり、テープをまいたり、サポーターでカバーしたり・・・と色々試みる。「だまし、だまし」という日常だが、皆さんの歌声と笑顔に、やっぱり張り切っている音楽療法士の私。


web紙芝居『3つのほし』

2011-05-08 23:08:46 | お勧めの・・・

まきまきおねこ を主宰者の役者・松永り香さんのすてきな仕事のひとつに web紙芝居 がある。このたび新作(改訂版)がアップされたので、ご紹介。

タイトルは『3つのほし』 <お友だちをなくした小さなこどもたちへ>

松永さんのメッセージが添えられている。

「震災後、海辺の町に思いを込めて・・・
流されてしまったクラスメートは、
きっと・・・流れ星になったのだと思います。
いつか大きくなったあなた(生き残った子供)の心の中に、戻り、
これから大人になって壁にあたる時、
お友達が、心のささえになると思います。
・・・そんな願いを込めました」

http://blogs.yahoo.co.jp/matsumakiusatan2


<それだけ>、美味しい!

2011-05-06 07:32:11 | グルメ

その名も<それだけ>と勝手に命名したレシピ。Y子ちゃんに教えてもらい、もうずっと作り続けている。

<それだけ>にはちゃんとした理由がある。ひと口食べて「美味しい!」、作り方を聞いたら、「豚ヒレの塊をたれにつけ置き、蜂蜜をまぶして黒ゴマの上を転がし、200℃で20分。それだけなの!」 本当にそれだけで、こんなに美味しいなんて・・・。

Y子ちゃんのたれは、にんにくとしょうがの薄切り+しょうゆ。私は常備している、自家製にんにく醤油+生しょうがのすりおろし。フォークでブツブツさしてからタレをすり込み → ビニール袋の空気を抜いてピッタリするくらいにひと晩漬け込む(冷蔵庫) → 蜂蜜を手で塗るようにまぶし → たっぷり黒ゴマの上をゴロゴロ転がす → 200℃のオーブンで20分。

ヒレ肉ではあっさりすぎるという人には、ロースもおすすめ。ヒレよりロースの方が塊が大きいことが多いので、焼き時間を少々長めに。 しっかり味がついているので、このまま食べる。個人的には黒ゴマの焦げた風味が、ワインと相性ぴったり!


お散歩

2011-05-05 20:01:13 | 季節

仕事の帰り道、一つ手前の駅でおりて、ご近所を散策しながら歩く。

もう終わりかと思っていたピンクの世界、思わず立ち止まって眺める。周りの緑の映えて、一層美しい。

足元には可憐な小さなお花。

早春~桜・春たけなわ~新緑・初夏へと、季節の移ろいを感じる今日この頃。


辛さの秘密は?

2011-05-04 20:42:45 | グルメ

辛いもの大好き。 この冬は、辛いラーメンにはまっていた。 久しぶりに「辛いラーメン食べたい!」と入ったお店。 《うま辛とんこつラーメン・赤》 というメニューのラーメン、辛さは<3倍、6倍、8倍、激辛、超辛>とある。初めてのお味では普通がどのくらいかわからないから、とりあえず8倍を注文。「かなり辛いですけど、大丈夫ですか?」と店員さんが心配顔。

でてきたのはこれ、あんまり辛そうな色ではないけど・・・。

一緒に食べていた友人「どう? 辛い?」 私「ぜんぜ~ん」 そう、全く辛くない。激辛にすればよかったと後悔・・・。

店員さんに質問する、「辛さの度合いは何ですか?」 「七味唐辛子を3倍なら3杯、8倍なら8杯入れてます。激辛はそれにハバネロをたして・・・」との説明。口には出さなかったけど「なぁんだ、七味唐辛子かぁ~」の私。ラーメンに七味唐辛子、ちょっとぼけていてしまりがない味だったのはそのせい? 普通の、辛さを売りにしていないラーメンの方が美味しかったかも!

辛味はいろいろある。ただ辛いだけではなく、美味しい辛さの秘密を知りたいと、ただ今研究中。


ユリア・ヴォリ絵本原画展

2011-05-03 20:17:14 | フィンランド

フィンランドの絵本作家ユリア・ヴォリといえば、あの『ぶた』シリーズ。

ちょっと哲学的でインテリで心優しい「ぶた」が主人公。おしゃれな「ぶた」は日々悩んだり、なげいたり、友人と語り合ったり、考えたり・・・。ヨガやセラピーも取り入れ、何にでも一生懸命な姿が愛らしいフィンランドの「ぶた」の日常が心をくすぐる絵本。

1作目『ぶた』と2作目『ぶた ふたたび』 は、フィンランド在住の友人・森下圭子さんが翻訳。主人公のユーモアはフィンランドに精通している訳者ならではの力作。この2冊ですっかり『ぶた』にはまってしまった人が周りに多い。

その後、訳者はかわったが、続々と出版されている。

どの絵本も、日々の生活をちょっと不思議に描いた色鮮やかな絵本で、1冊読んだら続きを買いに走る面白さがある。

この原画展が開催されている。島田ゆかさんという日本の絵本作家との共催で、島田さんは「バムとケロ」シリーズが有名らしい。

島田ゆか&ユリア・ヴォリ絵本原画展 5月9日(月)まで、銀座松屋デパートにて開催中。


セラピーコンサート<若葉>

2011-05-02 22:07:20 | 音楽療法

《セラピーコンサート》 を開催。季節をテーマに開催しているコンサート、3月<雛祭り>、4月<桜、咲く> に続き、今月は<若葉>。

今日の会場は認知症グループホーム。午後の陽射しがいっぱいに差し込むリビングルームは、ほんわかやわらかい雰囲気。

皆さんと一緒に何曲か歌う。大きな歌声が本当に嬉しい。

「さわってみたい」のリクエストに、体験コーナー。「あら~、私でも弾けたわ。いい音ね」

演奏:シーリーム(カンテレ・桑島実穂+ハープ・町田洋子) 会場:グループホームウエルケア(横浜市)


『4月の涙』

2011-05-01 21:02:58 | フィンランド

最寄り駅に大きなポスターがはってある。『4月の涙』、個性的なタイトルと思って近づいてみると、監督アク・ロウヒミエスとある。どうみてもフィンランド人の名前、「へぇ~、フィンランド映画」と立ち止まってしまった。少し前まではフィンランド映画=カウリスマキだったが、最近の話題作『ヤコブの手紙』をはじめ、フィンランド映画が頑張っている!

この『4月の涙』は、1918年に同じ国民同士が戦ったフィンランドの内戦で敵同士で出会った男女と愛を描いた作品。http://www.alcine-terran.com/namida/

(一般的なフィンランド国旗:雪の白と湖の青)

フィンランドには悲しい歴史がある。この映画の背景になっているフィンランド内戦は、おそらくフィンランド国民の最大の悲劇ともいえる。1917年12月、フィンランドは帝政ロシアの支配下から悲願の独立を果たしたが、国内はロシア革命の影響から社会改革を望む赤軍と、これに抵抗する白軍に分裂する。独立直後の1918年1月、両者の間で激しい内戦がおこる。当初赤軍側が首都ヘルシンキを手中にするなど優位に戦いを進めたが、3月に正規軍中心の白軍側が猛反撃。寄せ集め市民兵の赤軍はあっという間に敗北の道を進み、4月には首都ヘルシンキも陥落。5月赤軍の残党が国外に脱出し、白軍勝利で内戦は終わった。

 

(公式掲揚旗:国章のライオン紋章が入る)

内戦を経験した世代の話を聞いたことがある。1977年に留学していたとき、<独立60年祝賀番組>をTVで放映していた。フィンランド国旗が象徴的にはためき、シベリウスの<フィンランディア>が流れていた。ボランティアしていた老人施設でテレビを観ていた私に、90歳をこえるヴィヒトリおじいさんは、「独立はフィンランド国民同士が闘った悲しい歴史がある」と語った。「ロシアとの戦いより悲しい、フィンランド人同士の戦争」と。ヴィヒトリは市民兵と言っていたから、今思えば、負けた赤軍だったのかもしれない。ヴィヒトリと私のやりとりを聞いていたほかの老人たちも、言葉少なく頷いていたのが、今でも忘れられない。

(軍旗、軍艦旗)

5月7日(土)から公開。シネマート新宿、銀座シネパトス他にて公開。