Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

ベランダから

2008-09-30 21:01:12 | 季節
9月最後の日、8階ベランダに咲くお花たち。


この可憐な白いお花、何でしょう?


葉っぱをよくご覧あそばせ。
正解は<ニラ>。
忙しくてほったらかしにしていたベランダ菜園(プランター?)、
あのニラとは思えない、かわいさ。
風に揺れる。



<あさがお>、最後の一輪。
涼しくなったので、夜まで咲いていた。



仕事場でいただいたお花。名前は・・・

すっかり秋の今日。
最高気温は20度で、街中ブルブル震える寒さだった。

秋の味覚

2008-09-29 21:06:39 | グルメ
栗をいただいた。
お庭でできた栗、売り物にもなりそうな立派なお姿。
早速、熱湯につけて皮をやわらかくする。
(その間にしっかり包丁を研いで・・・)

さてこの栗たち、何にしようかしらと考える。
栗ご飯、マロングラッセ、モンブラン・・・。
いやいやそんなに量がないので、
やっぱり、まず<栗ご飯>。
残りは和風で、
久しぶりに<栗の甘露煮>でも作ろうかしら。


フィンランドの教育は?

2008-09-28 20:07:35 | フィンランド
この数年、フィンランドの教育が話題になっている。OECDの世界レベル共通テスト(PISA)の結果から「世界一の教育」と評価され、本屋さんの教育コーナーには《フィンランド=教育》がテーマの書籍が数種類、山積みになっている。また最近も何冊か新刊がでている。

これは何もない国が、国を挙げて教育に力を注いだ成果である。私が留学していた頃は、《フィンランド=福祉国家》、生活も教育も素朴な国だった。「フィンランドってどこ?」、そんな言葉に送られながら旅立ったのは、もう30年前のこと。近年はITや携帯電話、デザインなど、産業や文化も大きく伸びている。教育もその一端で、今やフィンランドはメジャーになりつつある。


(今週末はこの白鳥と再会)

さて昨日の友人との会話から。
友人:「フィンランドの教育がすごいっていうけど、昨秋先週の銃乱射事件 はどうとらえればいいのかしら?」 
私:「ウ~ン・・・」と唸ってしまう。
友人:「学力重視で心の教育が置き去りにされたってことはないの?」
私:「昔は学力低かったからね(この私がいつも数学100点!)。福祉手当が充実していたから、勉強しなくても働かなくても生きていけた。というか働くのも馬鹿馬鹿しい時代に私はいたかな。お酒に酔いつぶれて道路で寝ている若者や失業者がいっぱいいた70年代終わり」
友人:「それが突然教育に?」
私:「80年代になってそれではいけないと、健全な社会を作るために国が教育に力を入れ始めたの。その成果が最近出始めている」
友人:「よくも悪くもってこと?」
私:「多分ね。進学校も塾もないと言われているけど、やっぱり最近は学歴や学力偏重になってってきてるし、仮面バブルで若者たちの傾向はとにかくアメリカ、どんどんアメリカナイズされている」 
友人:「社会のひずみもありかしらね。アメリカ情報もあり。だから銃事件かも・・・」
と話は続く。

銃乱射事件、今回と前回の手口が極めて似ているらしい。その後調べが進み、二人は生前に接触があったとみられ、銃も同じ店で購入している。昨年の事件は、多くのフィンランド人は寝耳に水、「平和なフィンランドでこんなことが起きるなんて信じられない」と驚き、嘆き悲しんだ。続けて起きた全く同じ事件を、彼らはどんなふうにとらえているのか。銃事件の2年前には、スーパー爆弾事件も起こっているフィンランド。若者の心はどこへ向かっているのか?



お~、寒そう。  
来週、6℃に住む友人宅も訪ねる。
フィンランド旅行用・ライナーつきモコモココート、
どこにしまったっけ?

ゆらゆらふわふわ・・・

2008-09-27 19:15:53 | つれづれ・・・
今日は、朝いちばんで、思いがけず嬉しいことがあり、
それからすっかりお得ないい気分に。
「私って、なんて安上がりにできているのかしら!」と思いながら、
身も心もふわふわ。
ステップも軽く、歩き方まで優しくなる。

ゆらゆら時間がゆったり過ぎていく、
いい感じの、
今日は、そんな一日だった。


秋は虫時雨

2008-09-26 21:59:20 | 季節
急に涼しくなり、薄い羽織りものを持ち歩くようになった。
世の人々も、いつの間にか重ね着スタイルが多くなり、
色もシックな茶系、黒系がふえてきた。

日の出は遅くなり、4時起きはまだ暗い。
日の入りは早くなり、夕方の待ち合わせはもう薄暗い。

朝晩は虫の音。
遠くから綺麗な音色が聴こえてくる。
蝉のジリジリした暑さとは大違いで、しっとり感をおぼえる。
読んでいる本にでてきた「虫時雨」、
耳を澄ませると、まるで歌っているように美しい。

秋ですねぇ・・・


フィンランドはすっかり晩秋色

またフィンランド?

2008-09-25 16:44:26 | フィンランド
フィンランドの学校で銃乱射事件。「また、フィンランドで?」とアメリカと並んで有名になってしまった。

昨年11月の事件 以来、銃規制が厳しくなったとは聞いていたが、それでも購入可能年齢が15歳が18歳に引き上げられる(予定)程度で、それ以上はなかなかむずかしいのが現実。「新しい法制を数か月以内に決定したい」と政府の意向だが、国民は事件より銃規制に関心がある。というのは、フィンランドの家庭には狩猟用の銃があるし、私の友人たちも「狩猟が趣味」という人が多い。秋に遊びに行くと、「ご馳走するために、昨日森で撃った鹿」と、珍しいお肉料理がよく食卓にでてくる。今回も、銃全体の規制なのか、レジャーとして定着している狩猟をどう扱うのか、そこがキーポイントになりそう。

それにしても、ちょっと前までは考えられない事件!
ネットで事件を検索したら、射撃場の写真も含め、本人が撮影した写真が何枚かあった。カウハヨキ(Kauhajoki)のホームページには哀悼文が掲載されており、日曜日には町主催の追悼礼拝が行われる。つい最近まで「フィンランドの治安はどう?」「ぜんぜん平気! フィンランドは安全」と胸をはっていたのに・・・

カンテレ交流会

2008-09-24 20:34:29 | カンテレ
今年も<カンテレ交流会>を開催(9月23日 Salon d’Toshin)。5弦~36弦までも生徒さんの発表会で、昨年行った 第1回 が好評で、「毎年やりましょう」となった今年の会。3教室(フーガ教室  日本フィンランド協会カンテレ倶楽部  東京YWCA砂土原センター)・総勢40名近くだが、ちょうど連休やお彼岸に重なり、今年は25名の参加だった。



5~26弦まで、ソロありアンサンブルあり、朗読や歌とのコラボあり・・・の盛りだくさんプログラム。



「ソロはちょっと」のAさん、Bさん、Cさんは「アンサンブルなら」で参加(でも一人一パートだから、ソロみたいなもの?)。Dさん、Eさんも加わり、《5弦カンテレのワルツ》。

昨年5弦を弾いたFさんとGさんは、交流会で26弦にさわり、すっかりその気に! 楽器が届いたクリスマスから26弦も始め、今回は2台抱えての参加。

Hさんは5弦ひとすじ。弦が5本しかない分テクニックが展開できる面白さがあるが、そこにはまっているHさん。ソロのほか、教室をまたいで、2つのアンサンブルにも参加した。

相変わらず、「出しっぱなしにして通りがかりに弾く」練習法のIさんは、難易度5つ☆レベルの曲を演奏。「もう楽しくて、楽しくて・・・」に心和む音楽性とお人柄の方。



<嘆きの少女軍団>は、ポケラのこの曲をこよなく愛するJさんを中心に結成。もちろん《嘆きの少女》をソロとアンサンブルに編曲。



レッスン2回目の新入ホヤホヤ参加のKさんは、10弦ソロで《ふるさと》。まだ楽器が到着していないので、私のカンテレを使用。「これから頑張ります!」に大拍手。

10弦Lさんは、視覚障害をおもちだが、ゆっくりじっくり時間をかけてカンテレと取り組んでいる。「アレンジがむずかしすぎる」の《きらきら星》を、自作アレンジも加えて演奏。初回は付き添いだった奥様Mさんは、5弦ソロとアンサンブルで「楽しい~」。



やさしい音色を聴かせてくれるNさんは「メロメロになっちゃった。これからも楽しみながら頑張ります」に皆で大声援。Oさんは、昨年に続き得意のテレビゲームのメインテーマをアレンジ、「来年はフィンランドの伝統曲を弾きたい」。やはり新入のPさんは「今回は聴きます」。先週到着した5弦は、ひと足早く エヴァがコンサートで拝借した。

ゲストに、フィンランドの民族バイオリンを聴かせてくれる三上紘司さん。1曲目は《カレリアの丘》、私たちもカンテレでよく弾いているお馴染みの曲。さすがに5弦では無理だが、10弦はアレンジで何とか、それ以上ではほとんどそのまま弾けるので、皆さん大好きな曲のひとつ。そして続けて奏でられるペリマンニ音楽は、聴衆も自然に体が揺らぐ音楽。「踊りたくなっちゃった!」 




三上さんは最近5弦を入手したそうなので、花束がわりにカンテレケースをプレゼントした。鮮やかなフィンランドカラーが綺麗。

最後はいつもの《カンテレと朗読と歌によるカレワラ》。PartⅢは現代風にアレンジしてお披露目。


第2部は茶話会。あちこちでカンテレ談義に花が咲く。「5弦もやりたい」「26弦は運べる軽さ?」とまたまた情報交換。さて今年も交流会をきっかけに違う大きさのカンテレを始める人がいそうな気配。

15種類以上の食べ物に7本のワイン、そしてすべてフィンランドで購入したグッズがあたるくじ引きに盛り上がる。人気はマリメッコとムーミン、エヴァのCDはサイン入り。お腹も気持ちもいっぱい・・・。

帰り道はメールが鳴りっぱなし。「楽しかった」と新たな決意とちょっぴり反省メール。カンテレが大好きな生徒さんばかりで、私も嬉しい。


ますます楽しく頑張りましょう!


アイヌの楽器

2008-09-22 12:37:06 | 音楽
先日の札幌観光では、是非アイヌに関するもの(特に音楽)をみたいと思っていた。まず、北大植物園 の中にある北方民族資料館ではアイヌの楽器が展示されており、興味深く眺める。もう1か所は道路の向かい側にある アイヌ総合資料センター

街中のあちこちにアイヌに関する資料館があるかと思っていたのだが、やはりもっと出かけていかなくてはダメみたい。次回はもう1泊して、是非足をのばしたい。



ハラリヤー
バラライカの一種? 奏法や音楽は全く伝承されていない。もったいない・・・



イパッケニ
鹿笛で、表面は鮭の膀胱膜からできている。吹くと振動する。



ヨードプ
ガラガラとの説明があったが、マラカスに近いかと思う。中に小豆や小石を入れ、儀礼用に用いる。



ムックリ
これは有名。


アイヌ総合センターにいた熊の親子

お弁当も秋

2008-09-20 19:07:56 | グルメ
休日出勤のお楽しみは、宅配のお弁当。



季節限定の <秋の吹き寄せ> の中身は、
松茸・とろサーモンのバラちらし、焼鯖押し寿司、とろサーモンの細巻、とろサーモンの握り、小なすの手まり寿司、松茸のふくさ寿司、いなり、さつま芋のあっさり煮、素揚げかぼちゃ、栗餅・・・
と盛りだくさん。

あまりに美味しそうだったので、写真を撮るのも忘れて、ひと口食べ初めてしまった。その最初のひと口は、真ん中にのっていた松茸。


デザートは、私のお手製 <モンブラン>




ところで、この日は《敬老会》。
高齢者施設(介護老人保健施設)入所者150名で盛大にお祝いする。
今年の最高齢者は104歳、お元気!


また、雨。

2008-09-19 22:49:21 | カンテレ
台風が近づいている。
この台風は、雨台風らしい。
関東地方は、夜から明け方にかけて接近、
夜はいつごろの夜? 気になる。

今日は、夕方からカンテレクラス。
大きな楽器を持ってでかける、
まだ大丈夫、降っていない。よかった!

終わって外にでると、
「わぁ、やっぱり」のどしゃぶり。
「どうしてカンテレの日って雨が多いのかしら?」
と誰かのひとこと。
そう、このクラスに限らず、
なぜか雨降りの多いカンテレの日。
電車移動が多い都心では、大きな楽器に傘はつらい。

皆で恨めしく、空を見上げる・・・


本当に贅沢三昧コンサート!

2008-09-17 07:55:07 | カンテレ
KANTELE from FINLAND  (日本カンテレ友の会主催)が開催。




<カンテレ贅沢三昧コンサート>のタイトルどおり、フィンランドの古い時代の民俗音楽、現代音楽、そしてフィンランドの旬のタンゴまで、カンテレも5弦から39弦コンサートカンテレまで、ソロからアンサンブルまで、そして歌ありと、たっぷり2時間の大盛りコンサートだった。



小型カンテレのエキスパート、ヴィルマ・ティモネンは、おじいさんがカンテレビルダー(製作者)で、小さい頃からカンテレをおもちゃに弾いていたそう。お得意の5弦、15弦では、カンテレ愛好者にはおなじみの曲ばかり。ちょうど練習中のアンサンブル曲もあり、私の生徒さんたちは身を乗り出して聴いている。



センニ・エスケリネンは22歳の新鋭奏者。民俗音楽科に在籍しているので、カンテレ以外の様々な楽器も演奏する。最近は自作も含め、ジャンルをとわずにカンテレの可能性を追求している。日本は2回目、ショッピングが楽しく、洋服、靴、ソックス、小物など「買いまくった」というお洒落なお嬢さん。



エヴァ・アルクラは誰もが認める、若手の中心。フィンランドカンテレ協会会長で、5月に設立された日本カンテレ友の会会長もつとめる。大型コンサートカンテレのクラシック音楽を得意とし、ダイナミックな音楽を聴かせてくれる。まるでオーケストラの中にいるようで、それでいて繊細な音楽と響き。その豊かな音楽性が魅力。



見てください、この3人の楽しそうな笑顔。三人三様の個性が音楽に表れ、こんなにすばらしいコンサートは久しぶり。心が躍るような、夢心地のコンサートだった。初めて聴いた若い男性は「涙がでました。また聴きたい」。民族叙事詩『カレワラ』の編集担当者は、「すごい、感動のひとこと」。仕事帰りの疲れた身体には癒しの心地よさを、カンテレコンサートは何回も足を運んでいる方々も、口々に「すごくよかった」。そして「1曲ずつ、感動の扉が開かれていく感じ」、「今夜のコンサートを逃した人はほんとうにかわいそう」と、本当にそれぞれがカンテレを堪能した夜だった。


そして番外編。
「おなかすいた」と夜の賑やかな繁華街へ。日本食大好きな3人+エヴァとデュオを組む筝曲家・中井智弥さんと一緒に、お魚料理へ。「もう食べられない」と言いながら、お刺身、天麩羅、お鮨・・・でカンテレ談義。熱い夜はふける。

真夜中の街

2008-09-16 23:59:50 | つれづれ・・・
久しぶりに真夜中の電車に乗る。終電は1時まであるので、12時あたりは楽勝! と思っていたが、驚くほどこんでいる。通勤電車のようにギューづめ。駅も人でいっぱいで階段も待っておりるほど、駅中の24時間スーパーのレジも長蛇の列。

便利な場所なので、真夜中でも昼間のような街。24時間オープンのスーパーや始発が閉店時刻の飲食店も多い。私はすっかり眠いけど、果たしてこの街はいつ眠るのかしら・・・